奇跡体験!アンビリバボーに出演・杉浦味淋の愛櫻 / 愛知 碧南市 1924年創業 (大正13年)

愛知県三河地方(西三河)の碧南(へきなん)市は、古くは西が遠浅の海で大きな砂浜が広がり大浜郷と称され、近世以降に属した碧海(へきかい)郡の南部にあったことから命名されました。大浜港(大浜湊)が古くから海上交通の要衝として栄え、江戸時代は駿河国沼津藩領地(大浜村等)・西端藩(西端村)・天領(前浜新田)でした。市域の約4分の1の農地での葉生姜・赤紫蘇・人参・玉葱・甘藷・無花果・花卉等や海・淡水の魚介類などの農水特産品も多く、市内には老舗の飲食店・食品会社などが残っています。

1924年創業、偶然見つけた祖父のメモから復活を果たした 杉浦味淋

碧南駅から徒歩9分ほど、名古屋駅から車で1時間弱の場所にある 杉浦味淋。1924年(大正13年)に杉浦 嘉信氏によって創業されたみりん屋さんです。1772年創業・九重味淋さんの箇所で書いたのですが、杉浦味淋さんのある碧南市は、矢作川の水と米、そして海運業の発達から老舗みりん蔵が沢山ある街なんです。

杉浦味淋さんのヒストリーは奇跡体験!アンビリバボーに詳しいのですが、3代目の杉浦嘉信氏が、初代のおじいちゃんのみりんのレシピを偶然見つけたことが、復活ストーリーのきっかけとなります。嘉信氏が3代目へと戻る前は、醸造用アルコールを使った廉価なみりんを製造しておりましたが、メモ発見を契機に昔作っていた純米本みりん製造を復活させ、ミシュラン店も使う初代が作ったみりん愛櫻で復活をとげられています。

という、愛櫻です。人気すぎて売り切れが続いておりますが、私が購入したタイミングが運良くテレビ放映前のため購入できました。左側が3年熟成、右が一年熟成の愛櫻になります。

比べてわかると思いますが、3年熟成は黒色がかなり強めに出ています。紹興酒に似た香りもします。 そしてこちらが一年もの。一般的なみりんと比べて味が濃い!

せっかく2種類あるので、Foodist Linkの高田大雅シェフに使ってもらいました。ライティングもあるのでわかりづらいですが、こちらが1年ものを使った紫大根を味醂で煮たもの。

そしてこちらが3年ものです。

どちらもとんでもなく美味しかったのですが、3年もの味は当たり前ですが味が深くって驚きました。甘味もぐっと強くなっています。そのまま飲むと甘みがちょうど良い1年ものが美味しく感じたのですが、料理にしてみると3年目の奥深さが花開き、同じ料理なのにさらに上品さが上がって洗練された感じになりました。ちゃんと作った味醂、やっぱりすごいな。

↓タイミングによりますが、楽天でも購入できますよ。

 

—— 杉浦味淋 基本情報———-
〇創業年  1924年創業 / 大正13年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
愛知県碧南市弥生町4丁目9
(公式サイト)⇒ 愛櫻 | みりん屋 | 杉浦味淋株式会社

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