寿多庵、最高の あんこう鍋を食べる / 茨城 東茨城郡大洗町 1926年創業 (大正15年)

茨城県ほぼ中央部(県央地域)の東茨城郡は、江戸時代は幕府領等で、1878年(明治11年)に旧・茨城郡が東西に分かれ(西茨城郡は後に消滅)、当時は後の水戸市・小美玉市・茨城町・大洗町・城里町の各大部分及び常陸大宮市・笠間市の各一部でしたが、現在は茨城町・大洗(おおあらい)町・城里町の3町が属しています。太平洋岸で涸沼(ひぬま、鉾田市・茨城町にまたがるラムサール条約登録湿地の汽水湖)に面する大洗町は1954年(昭和29年)の磯浜町・大貫町合併で発足し、翌年の近隣村一部編入で現町域となりました。多種の魚介類(鮟鱇・戻り鰹・蛸・しらす・鹿島灘蛤・岩牡蠣等)や涸沼・涸沼川の蜆・蒲鉾・干物・甘藷(紅あずま)・大根・清酒・芋焼酎等の特産品や鮟鱇鍋・鮟肝・焼蛤・生しらす丼・蕎麦・みつだんご・梅干等の名物・郷土食があります。郡内には老舗の料理店・食品店・割烹旅館・酒蔵などが残っています。

1926年創業、蕎麦・季節料理・鮟鱇が自慢の料理店 寿多庵 (すだあん)

亀の井ホテル入口のバス停から徒歩5分ほど、大洗駅から車で10分前後の場所にある 寿多庵。1926年(大正15年)に創業した、蕎麦を中心とした割烹料理店です。名物は蕎麦と季節のお魚になりますが、中でも11月-3月のみ提供される地元名物の鮟鱇(あんこう)の鍋が知られています。寿多庵さんのあんこう鍋は、茨城独特の「どぶ汁」と呼ばれる、肝を味噌で溶いた肝のスープで味付けをしている点です。私はどぶ汁スタイルのあんこう鍋を食べたことがなかったので、楽しみにやってきました。

という、寿多庵さんの看板です。看板は割烹 二八そば、とあります。

店舗正面からです。写真撮っている裏手が駐車場でした。

期待値が高まりますねぇ。

店内はクラシカルな日本家屋のようでした。使われている木に高級感を感じます。

訪問時(3月)のメニューはこちら。あんこう鍋のタイミングで訪問できた幸せよ。

今回は単品でなく、コースをオーダーしました。

まずは前菜から。ちょうど季節だったホタルイカと、山芋でした。

そして、あん肝が出てきます。これが、もうバチくそ美味しくて感動しました。これが本場の味か…!

そしてお造りが出てきます。エビがプリプリしてました。 

そして、天ぷらを挟んで、ついに…。

やってきました、あんこう鍋です。味噌&肝の旨味があり得ないぐらい出ていて、感動的な美味しさでした。もうさ、美味しさが爆発しているの。あんこう鍋は元々大好きでしたが、寿多庵さんで食べて日本最強クラスに美味しい食べ物と、認識を改めました。

〆の雑炊も感動レベルに美味しかったです。過去一美味しかった雑炊です。

コースの〆のスイーツは、前段のあんこう鍋の感動により記憶がないぐらいにw。

寿多庵さんは、お取り寄せも対応されています。次回はあんこうシーズンにお取り寄せしてみたいなぁ。

あんこうは通年水揚げされるお魚ですが、肝に脂が乗っているのは11月-3月とのことで、寿多庵さんではその季節限定のメニューとして提供されています。あの美味しさのためなら、シーズンちゃんと待ちますよ、はい。シーズン外に紹介してしまって恐縮ですが、皆様11月を心待ちにしてくださいませ。

———寿多庵 基本情報———-
〇創業年 1926年創業 / 大正15年創業
〇営業時間
・昼
平日:11:00~14:30(Lo:14:00)
土日:11:00~15:00(Lo:14:30)
・夜
平日:17:00~20:30(Lo:20:00)
土    :17:00~20:30(Lo:20:00)
※火曜日 定休日
〇住所
茨城県東茨城郡大洗町磯浜町7929
(公式サイト)⇒ 寿多庵|鮟鱇|素材、スープ、仕込み、全てに拘る大洗町名物、究極の鮟鱇鍋

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