新六本店の食べやすい奈良漬け / 茨城 取手 1868年創業 (明治元年)

茨城県の南部、千葉県との県境にある取手市。水戸街道が通り、利根川の恵みもあるこの街には、老舗が幾つか点在しています。

1868年創業、新六さんがつくった奈良漬け屋 新六本店

取手駅から5分強の場所、天明2年創業のお蕎麦屋さん伊勢利さんの並びにあるのが、老舗奈良漬け屋さんの新六本店。1868年(明治元年)に、先々代にあたる田中新六さんが創業されました。取手市周辺は利根川水流の恵みを受け、酒造りが盛んな街で、酒造りから出来た酒粕を使って奈良漬けづくりも盛んになりました。先々代にあたる田中新六さんも、自前の奈良漬けを作っていたところ、その味が評判となり、そのまま奈良漬け屋さんを始めたのが、新六さんの創業となります(新六本店さんのウェブサイトより抜粋)。

こちらが新六本店さんの外観。昔ながらの日本家屋みたいな感じがして素敵な建物。

店頭に入ると沢山の種類の奈良漬けが並んでいました。季節限定の商品もあります。

購入したものその1、きざみ。奈良漬けを刻んであるので、使いいやすそうだなと。パッケージに書いてあるクリームチーズと合わせるを試してみました。

こちらがクリームチーズと混ぜた図。奈良漬けの酸味がクリームチーズと超合います。日本酒向け。もう一つは季節の奈良漬けとして並んでいた牛蒡を購入。切った図がこちら。奈良漬けだけあってパンチがあります。

奈良漬けのことを紹介しておきながら、実はそこまでお漬物は食べないのですね。ので、奈良漬けも恐る恐る食べたのですが、美味しいものは美味しいと理解できました。また、刻んでクリームチーズと混ぜる、等の今風の食べ方にすると、苦手意識がある私のような人間でも、美味しく食べられるのも大きな発見でした。老舗ながら、新しい食べ方を提案し、奈良漬けの魅力を広めてくれる新六本店さんに感謝です。
新六本店さんの近くには、同じく奈良漬けの老舗、明治43年創業の山中屋さんがあります。山中屋さんは昔ながらのスタイルを守られている印象。対照的な奈良漬け屋さんが近くにあるのは面白いですね。

———新六本店 基本情報———-
〇創業年 明治元年 / 1868年創業
〇営業時間
8:30~18:00
※月曜日 定休日
〇住所
茨城県取手市取手2-13-36
(公式サイト)⇒創業百五十年 奈良漬製造元 株式会社 新六本店のホームページ

 

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