清水屋で、弘法大師ゆかりの草だんごを買って食べる / 東京 西新井 1689年創業 (元禄2年)

足立区西新井は、826年(天長3年)に弘法大師(空海)開基と伝わる総持寺(西新井大師)の門前町として江戸時代に発展しました。総持寺は、平間寺(川崎大師、神奈川県川崎市)・観福寺(観福寺大師、千葉県香取市)と共に“関東三大師(空海を祀る関東厄除け三大師)”の一つで、古くから“関東の高野山”と称されています。空海が加持祈祷の際に湧水したという総持寺境内の井戸が本堂の西側にあったことから西新井(西の新たな井戸)となったのが地名の由来。東武鉄道・西新井駅前の日清紡東京工場跡地が総合商業施設・アリオ西新井となり、高層集合住宅建設など再開発が進むこの町にも、東武鉄道・大師前駅周辺などに老舗の飲食店・和菓子店などが残っています。

1689年創業、西新井大師の目の前で草だんごを製造・販売する 清水屋

大師前駅から徒歩3分ほど、西新井大師の目の前にお店を構える 清水屋。1689年(元禄2年)に創業された同店は、草だんごの製造・販売が有名。当地には、弘法大師が病人にヨモギをすって飲ませたところ回復した、というお話が残っており、そのため西新井大師周辺は草だんごが名物となっているのです。

こちらが店舗外観。お店は草だんごの販売と、店内飲食の割烹の2つのスタイルでご商売されています。

フジテレビ系列で放送の有吉くんの正直さんぽにも出たお店だそうで、ステッカーが貼ってありました。

今回は持ち帰りで草だんごを購入。一番小さいのでも20個入りと中々の分量!

ということで買ってきました、大師名物草だんご。

中を開けると団子と餡子が沢山入ってます。 団子にアンコをどさっと乗せて…、

食べます。いやー、旨い。苦みのあるヨモギと、甘い餡子の組み合わせを考えた人、天才に違いない。甘いのに体に良さそうで良いよね。
西新井大師の目の前には、今回ご紹介の元禄2年創業の清水屋さんと、文化2年創業の中田屋さんの2軒があり、そのどちらも草だんごを製造・販売されています。中田屋さんは私が伺ったタイミングは店舗改装中で残念ながら食べ比べはかなわず、でした。まあ、また西新井大師に行く用事が出来たと思って喜ぶこととしますw。

——-清水屋 基本情報———-
〇創業年 1689年創業 / 元禄2年創業
〇営業時間
・11:00~18:00
※なし
〇住所
東京都足立区西新井1-9-11
(食べログ)⇒ 清水屋 – 大師前/割烹・小料理 [食べログ]

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