志じみめしで知られる石柳で、川魚と釜めし / 滋賀 大津市 1799年創業 (寛政11年)

滋賀県庁所在地の大津市は、飛鳥時代の667年に天智天皇が近江大津宮に遷都し、奈良時代に瀬田に近江国府が置かれた地。江戸時代は東海道53次の最後の宿場・大津宿、膳所藩城下町の膳所、比叡山門前町・港湾の坂本、湖上交通拠点の堅田などが栄えました。琵琶湖と比叡山とに囲まれた豊かな自然景観は多くの観光客を集めています。大津絵大津算盤等の伝統品や鮒・蜆・湖魚加工食品等の伝統食材も豊富で、膳所茶は黒船来航のペリーに賞賛され後に対米輸出品第1号となりました。市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが数多く残っています。

1799年創業、志じみめし元祖のお店として知られる 石柳 (せきりゅう)

石山寺山門前のバス停から徒歩2分ほど、石山寺駅から徒歩11分ほど、石山寺の門前にある 石柳。瀬田名物のしじみの釜飯・志じみめし発祥のお店として知られる同店は、1799年(寛政11年)と200年以上の歴史をお持ちの川魚をメインとしたお食事どころとなります。

という石柳さんの外観です。あとで気がつきましたが、こちら裏口でした。

表に回って、こちらが正面入口です。

暖簾をアップで。創業寛政11年の文字がカッコ良い!

石柳さんといえば、志じみめしが有名ですが、志じみのしぐれ煮も有名なのです。

しじみ飴やしぐれ煮も売っていました。

有名人のサインコーナーもあります。

昔のお店のお写真。料亭っぽい雰囲気もありますね。

席につきまして、メニュー表が渡されます。瀬田川のしじみを名物にして炊き込みご飯をつくった的なストーリーです。
こちらメニューの中身。あれ、志じみめしが、ない…?全部釜めしに変わっています。志じみめしがあるか聞いてみたところ、「しじみを炊けるだけの仕入れが、もう出来ないんでお汁だけなんです」とのこと。そうだったのか。

ないものは仕方がないので、釜めし瀬田川定食をオーダーしました。まずは釜めしがやってきます。 と、同時にコースがやってきました。いやぁ、いいなぁ。えび豆、鯉のあらい、ごり(と思われる)といった川魚が色々あるのが嬉しい。

こちら釜めしの中身です。かつてしじみがあったポジションに、鶏肉がおりますね。しじみじゃないのは残念だけど十分美味い。

お味噌汁はしじみ汁でした。

志じみめしざっとネットで調べてみたのですが、あまり口コミを書かれないお店なので、いつまで提供していたのかよくわからず、ですけれど、少なくとも2020年には出していたのは確認取れました。もう一年以上前に停止されていた可能性もありそうです。志じみめしがなくなってしまったのは残念ですが、さまざまな川の恵は頂けるので、そちらを目当てにお伺い頂くのが良いのでは、と思います!

—– 石柳 基本情報———-
〇創業年 1799年創業 / 寛政11年創業
〇営業時間
・10:00〜16:00頃
※不定休
〇住所
滋賀県大津市石山寺3-1-12
(食べログ)⇒ 石柳 – 石山寺/釜飯 | 食べログ

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