[23年2月移転]京都サンボアは、SNSで5点か1点で良いお店 / 京都 京都市中京区 1925年創業 (大正14年)

[23年2月追記]—
23年2月より御小町姉小路南西角一階で再開されています。早く行きたい!
[22年8月追記]—
既報の通りですが、サンボアさんが老朽化のため22年8月末で一時閉店されました。再開場所や時期は決まっていないとのことです。どうか再開されますように…。


鴨川・堀川・高瀬川等が流れる京都市中京区(なかぎょうく)は、昭和初期に旧上京区南部と旧下京区北部とが合併して生まれました。染物・京友禅(きょうゆうぜん)産地として知られ、二条城・本能寺等の名所旧跡や祇園祭・時代祭・鴨川をどり等の年中行事が多くの観光客を集め、花街・歓楽街の先斗町(ぽんとちょう)や京都独特の生鮮食材・乾物・漬物・おばんざい等の専門店が集まる錦市場(にしきいちば)が賑わっています。区内各所に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが何軒も残っています。

1925年創業、バー文化源流からの暖簾分け店 京都サンボア

河原町三条のバス停から徒歩3分ほど、京都市役所前駅から徒歩7分ほどの場所にある 京都サンボア。サンボアのルーツとなるのは1918年(大正7年)に神戸で創業した岡西ミルクホールで、その後北原白秋の文芸誌・ザムボアからその名を取りサンボアと改名し、その後大阪・京都・東京等へと暖簾分けで拡大していきます。そんなサンボアで最初に独立開業したのが1925年(大正14年)の京都サンボアとなります。

という、京都サンボアの外観です。Established 1918はルーツであるサンボア自体の創業年となりますね。

店内に入ります。実はわたし、関西に住んでいた学生時代に一度だけお伺いしたことがあるんです。なんと20年以上ぶり。雰囲気はあのころから変わっていません。お酒や歴史的グッズがぎっしり。

20年の時を超えてまた来ている、という事実にニヤニヤする。

「何にします?」と聞かれ、「久しぶりに来たのでおすすめをストレートで」といって出していただいたのがこちらです。
EDRADOUR・エドラダワーの10年ものです。奥に見えるのがご主人。 サンボアさんといえば、ハイボールですよね、とハイボール。何でこんなに美味しいんだろう。

京都滞在中に2日連続でサンボアさんに伺って、初日は銀座サンボアの周年パーティー帰りで、いつもより多めに語られていました。とても面白かったのが、

・うちはSNSで1点か5点しかつかない。それでええんや。
・飲むペースが早いってのは気に入ってくれるんよ。二口目が早いと、心の中でよっしゃー!って思ってる
・美味しいもの出すとさ、勝手にみんな手が伸びるのよ
・美味しいと思ってもらって、おかわりしてもらえる。楽しいよ〜。

とのことでした。普段バーにはあまり行かないのですけれど、美味しくって楽しいバーって改めて最高だなって思いました。きっとまたいきます。
(ご主人はわりと寡黙な人で、次の日は「昨日の話はあれでしまいや」と言われ、黙々と作業モードでした。良い日に伺えてよかった!)

———京都サンボア 基本情報———-
〇創業年 1925年創業 / 大正14年創業
〇営業時間
・18:00~0:00
※火曜日・第二水曜日 定休日
〇住所
京都府京都市中京区寺町通三条下ル桜之町406
(京都 寺町京極商店街 公式ページ)⇒ 京都サンボア | 京都 寺町京極商店街

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