新宿区四谷は、周辺の荒木町・東西の信濃町・左門町等を含む四谷地区(旧四谷区)の中心部。地名由来には、茶屋4軒説や谷4か所説がありますが何れも疑義があって不明となっています。江戸時代初期に江戸城外堀掘削で立ち退いた隣接の現・千代田区麹町地区の寺社群の移転により、周辺に今も現存する寺町及び門前町屋が生まれ、明暦大火後の移住者も加わって地区は都市化していきました。JR四ツ谷駅付近でJR線上の区境に架かる四谷見附橋から新宿通り沿いに商店や事務所ビルが建ち並び、老舗の飲食店・和菓子店・食品店も残っています。
1897年創業、東京発の数少ないカステラ製造・販売店 坂本屋
四ツ谷駅から徒歩4分ほどの場所にある 坂本屋。1897年(明治30年)に創業された同店は、数少ない東京発のカステラ製造・販売店です。カステラのお店といえば、やっぱり長崎発のお店が多いですからね。四谷で創業した同店は、戦後今の場所に移られたとのことです。
という坂本屋さんの外観。看板には「かすてら」の文字と、創業明治三十年の文字が。割と最近リニューアルされた店舗はかなり奇麗です。 店頭に入りました。かすてらは様々なサイズ、箱入りは箱無しが選べます。坂本屋さんはかすてら以外にも様々なお菓子を販売されていますよ。
買ってきました、かすてらです。オフィスでみんなで食べるようなので、箱無しをチョイスしました。
オープンした図。箱無しだと、こんな感じでラップに包んで提供されます。価格も手ごろだし、日常的に買える感じが良いですね。
切り分けた図。かすてらの底紙にはザラメが付いていて、甘みタップリ。最近の高級路線のカステラというよりも、昔ながらの手作業できちんと作られたカステラって感じ。何だか懐かしくなっちゃうね。 かすてら一斤購入したところ、切れ端もプレゼント頂けました。 こちら切れ端の図。これがまた美味しい!むしろこれだけ買いたい人多そう!坂本屋さんのかすてら、今回食べるのが初めてでしたが、懐かしい気持ちになる味で、「あぁ、昔こういうカステラ食べてたよなぁ」なんて思いながら食べました。外出先で食べたので、コーヒーと一緒に頂きましたが、このかすてらは牛乳と食べたいかなぁ。通販で買えるので、今度家用に買って牛乳と共に楽しみたいと思います。
—— 坂本屋 基本情報———-
〇創業年 1897年創業 / 明治30年創業
〇営業時間
9:30~18:00 (土曜は17:00まで)
※日曜・祝日 定休日
〇住所
東京都新宿区四谷1-18
(公式サイト)⇒ 坂本屋|新宿区四谷の老舗かすてら店