大野屋の能作コラボ高岡ラムネ・とこなつ・越の家歌餅 / 富山 高岡市 1838年創業 (天保9年)

富山県西部の中心都市である高岡市は、2005年(平成17年)に旧・高岡市と1町とが合併して発足。江戸時代 1609年(慶長14年)に加賀藩主 前田利長が築いた高岡城の城下町として発展し、高岡は利長が築城・開町に際して“詩経”の一節<鳳凰鳴矣于彼高岡(鳳凰鳴けり彼の高き岡に)>に由来して命名したことが地名の由来です。江戸時代に北前船寄港地だったことから昆布消費が盛んで、とろろ昆布・昆布巻・昆布巻蒲鉾・昆布飯・昆布おにぎり等の特産品・地場食品や昆布使用の和洋菓子等が豊富で、市内には老舗の和菓子店・食品店などが残っています。

1838年創業、醸造業から菓子屋に転じた 大野屋

木舟町のバス停から徒歩1分ほど、高岡駅から徒歩11分ほどの場所にある 大野屋。1838年(天保9年)に、大門屋吉四郎氏が醸造業から菓子屋に転じており、この年を創業年とされています。現在は9代目のご主人によって営業が続けられている老舗和菓子店です。大野屋さんへは、地域ものがたるアンバサダーでの7月訪問時にお伺いしています。

という、大野屋さんの外観です。角地にあるお店でした。

店内に入りました。ディスプレイにお菓子がずらり。悩んじゃいますね。

洋菓子も販売されていました。食べてみたいけど、旅行中なので残念ながら購入できず。

大野屋さんといえばの、とこなつです。

こちらは高岡ラムネ。本格珈琲味が新発売とのこと。

購入したものその1、越の家歌餅 です。

袋から出すとこんな感じ。黒蜜・黒豆&富山のお米のお菓子。お餅が柔らかくって美味しい。

こちらが高岡ラムネ。同じ高岡の能作さんとのコラボ商品のようです。

パッケージ裏側。能作さんは高岡で400年以上受け継がれていた鋳造技術を用いて雑貨や照明器具等を作られているメーカーさんです。

このコラボ商品は、能作さんで人気ある10品の錫商品をモチーフにした形のラムネになっています。

という高岡ラムネです。珈琲味のラムネ、美味しい。現代に蘇った落雁、みたいな感じですね。

大野屋さんといえばの代表銘菓は、明治期より販売されている とこなつ。今回の訪問と別タイミングですが、とこなつも購入しております。 パッケージ裏側はこんな感じ。富山といえば大伴家持が越中の国守として赴任した地であり、万葉集に収録した数多くの歌を詠んだ場所です。そんな大伴家持が詠んだ立山の歌が左上に載っていますが、銘菓とこなつはこの歌からインスパイアして生まれたお菓子です。 パッケージを開けると、その歌が再び。 パッケージを開けるとこんな感じです。白小豆の餡を求肥で包み、和三盆をまぶしたお菓子になります。 一つ取り出した図。元々の歌が、立山の雪を常夏にみても飽きない、といった内容なので、立山に積もる雪を和三盆で表現した、といった感じなのでしょうか。

代表銘菓のとこなつ、初めて頂きましたが、上にまぶされた和三盆の上品な甘さと、丁寧に作られた求肥と白餡のこれまた上品な甘さが二重奏がとても美味しかったです。何個でも食べられてしまいそう系のお菓子ですね。高岡ラムネは様々な柚や苺等様々なフレーバーがあったので、今度は他のも買ってみたい!

↓大野屋さんのとこなつは、楽天でもお取り寄せできますよ。

 

———-とこなつ本舗 大野屋 基本情報———-
〇創業年 1838年創業 / 天保9年創業
〇営業時間
・8:30~19:00
※毎週水曜日 定休日 (祭日を除く)
〇住所
富山県高岡市木舟町12番地
(公式サイト)⇒ とこなつ本舗 大野屋 – 富山県高岡市の山町筋で和菓子屋を営んで180年

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