岡山市北区は、市域の過半を占める面積と最大人口の行政区で、岡山県庁舎・岡山市役所・JR岡山駅や県下最大商業地である中心市街地が立地し、県の政治・経済の中心地であって且つ中国・四国地方の拠点の一翼も担っています。旧城下付近の表町は百貨店・天満屋本店を核とした商業集積地として賑わっており、明治期から戦前までは旧制第六高等学校(現・岡山大学一部の前身)等の多くの教育機関が開設され、今も多数の大学などが立地しています。岡山藩主・池田綱政造営の後楽園(日本三大名園の一つ)・岡山城(烏城)・吉備路(吉備津神社等)などの名所・旧跡が多数存在し、老舗の飲食店などが複数残っています。
1837年創業、日本三大饅頭の一つ 大手まんぢゅうを製造・販売する 大手饅頭伊部屋
西大寺町駅から徒歩3分ほど、JR岡山駅から車で10分ほどの場所にある 大手饅頭伊部屋。1837年創業 (天保8年)に、伊部屋永吉さんによって現在の場所、岡山城大手門附近で創業されました。日本三大饅頭の一つとして知られる大手まんぢゅうは、創業者であり、初代である伊部屋永吉さんに考案されたお饅頭です。
ちなみに日本三大饅頭のあと2つは、1349年創業 東京の塩瀬総本家さん、1852年創業、福島県郡山にある 薄皮饅頭”の柏屋さんです(三軒共老舗!)。
という、大手饅頭伊部屋さんの京橋本店へ。18時閉店だったのでJR岡山駅からタクシーに乗ってやってきました。1745分着で間に合った! で、本店の正面です。むむむ、何やら張り紙があるぞ…。 !!!なんという無常…。本店までやってきたら売切れでした。残念過ぎる…。 悲しみに明け暮れながら岡山駅へ出戻り。そうするとなんと、駅構内で普通に買えましたw。いやまぁ、買えなくっても本店に行く意味があるんです。
ということでこちらが、大手まんぢゅうです。
ずらずらーっと並んでいます。持ち手のところに「大手」って書いてあるのがカワイイですね。
オープンした図。皮が薄すぎて餡子が透けております。
大手まんぢゅうは、米どころ岡山の米で麹を作り、その麹から甘酒、そしてその甘酒と小麦粉を合わせて生地を作り、漉し餡を中に入れ蒸しあげる、という手間暇かけたお饅頭なのです。ふわっと甘くて最高に旨い!
大手饅頭の由来、製法について説明した紙も封入されていました。この蘊蓄が、お饅頭をより美味しくしてくれますよね。
このブログをスタートした時の目標の一つが、日本三大饅頭の制覇でした。その目標がようやく叶いました…。日本三大饅頭は、どれも甘さが控えめで幾つでも食べられてしまう危険なお菓子。誰が決めたか知りませんが三大の名にふさわしいお饅頭でした。また食べたいなぁ。叶うなら3つ食べ比べる感じで。それこそ、そういうイベントでもやりたいw。
大手まんぢゅうは通販でも購入可能ですよ。
———大手饅頭伊部屋 基本情報———-
〇創業年 1837年創業 / 天保8年創業
〇営業時間
・9:00-18:00
※火曜日 定休日
〇住所
岡山県岡山市北区京橋町8-2
(公式サイト)⇒ 大手饅頭伊部屋