小笠原味淋醸造の生詰め味醂はクリアで深い味 / 愛知 碧南市 1922年創業 (大正11年)

愛知県三河地方(西三河)の碧南(へきなん)市は、古くは西が遠浅の海で大きな砂浜が広がり大浜郷と称され、近世以降に属した碧海(へきかい)郡の南部にあったことから命名されました。大浜港(大浜湊)が古くから海上交通の要衝として栄え、江戸時代は駿河国沼津藩領地(大浜村等)・西端藩(西端村)・天領(前浜新田)でした。市域の約4分の1の農地での葉生姜・赤紫蘇・人参・玉葱・甘藷・無花果・花卉等や海・淡水の魚介類などの農水特産品も多く、市内には老舗の飲食店・食品会社などが残っています。

1922年創業、国産原料・麹は手作業・加熱処理しない味醂造りを行う 小笠原味淋醸造

碧南駅から徒歩10分ほど、名古屋駅から車で1時間前後の場所にある 小笠原味淋醸造。1922年(大正11年)に創業した味醂蔵です。ウェブサイトには3つの特徴として、

「原料米は国産のものだけ使う」「麹づくりは手作業でおこなう」「加熱処理をせず、生詰めを行う」

が挙げられています。清潔を保つための姿勢が徹底しており、そのため味醂では珍しい火入れしない生詰めでの発売が出来るメーカーとなっています。

という、小笠原味淋醸造さんの味醂・一子相傳です。職人醤油さんの100mlボトルを購入しています。

ラベルの部分をアップで。一子相伝という名前の通り、昔ながらの造り方を守られています。

ボトル裏側です。もち米・米こうじ・焼酎と全て国産になっています。

少しコップに出した図。う、美味い…!

色んな味醂を飲んできましたが、火入れしない生詰めの味醂を飲んだことはない気がします。まず、本みりんにある独特の濃さがあまりなく、さらっと目だけれど後からやってくる深みにちょっとビックリしました。この味醂、美味しいなぁ。常備したくなる味醂が増えていく…w。

↓小笠原味淋醸造さんの一子相伝は、楽天でも購入できますよ。

 

—— 小笠原味淋醸造 基本情報———-
〇創業年 1922年創業 / 大正11年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
愛知県碧南市弥生町4-21
(公式サイト)⇒ 小笠原味淋醸造

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