赤土が多く坂が多かったからなど複数の地名由来説がある港区赤坂。江戸時代には江戸城赤坂御門(見附)が築かれ、明治以降は都心部有数の邸宅街となりました。やがて花街が生まれ料亭等が建ち並び、放送局が開局、飲食店やナイトクラブ等の遊興施設も林立。昭和中期~後期は料亭街が政・財界人等で栄え、外国人・芸能人等も多く集う東京有数の繁華街として賑わいました。現在は新旧の建物が混在し、企業本社も多いビジネス街としても繁華街としても昼夜賑わう中に、老舗の飲食店・和洋菓子店などが数多く点在しています。
1890年創業、彦根ではじまり赤坂へとやってきた 野瀬園
六本木一丁目駅から徒歩5分ほどの場所にある 野瀬園。1870年(明治3年)に、初代の野瀬喜太郎氏が滋賀県彦根市でお茶の卸を始めたことでその歴史が始まりました。そして1890年(明治23年)に赤坂に移りご商売を始めます。野瀬園さんは、赤坂に店舗を構えた1890年を創業年とされています。
という野瀬園さんの外観。看板の横にはsince1890とありますね。
入り口の看板にはこんな感じでメニューが。店内はお茶の販売と喫茶があり、今回は喫茶で休憩してきました。
商品棚の一部はこんな感じ。お茶とお茶菓子をご用意されています。
今回喫茶側で、抹茶ラテフロートをオーダーしました。
もう少し寄り目の写真がこちら。抹茶の苦みと、アイスの甘みのバランスが凄く良い。美味しいなぁ。
野瀬園さん、六本木一丁目と赤坂の間に位置する超高級エリアにお店を構えられているので、お高いのだろうなぁ、なんてちょっとドキドキしながら伺ったのですけれど、喫茶メニューはこの辺りの単価と比較するとかなりお安くリーズナブルでした。あんまりこの辺りを歩くことはないけれど、また行く機会があれば、野瀬園さんで休憩してからだな、なんて思いました。
——-野瀬園 基本情報———-
〇創業年 1890年創業 / 明治23年創業
〇営業時間
・店舗 9時~18時
・喫茶 9時~17時 ※LO 16時
※土・日・祝 定休日
〇住所
東京都港区赤坂2丁目23番1号
(公式サイト)⇒ 赤坂 野瀬園