新宿区四谷は、周辺の荒木町・東西の信濃町・左門町等を含む四谷地区(旧四谷区)の中心部。地名由来には、茶屋4軒説や谷4か所説がありますが何れも疑義があって不明となっています。江戸時代初期に江戸城外堀掘削で立ち退いた隣接の現・千代田区麹町地区の寺社群の移転により、周辺に今も現存する寺町及び門前町屋が生まれ、明暦大火後の移住者も加わって地区は都市化していきました。JR四ツ谷駅付近でJR線上の区境に架かる四谷見附橋から新宿通り沿いに商店や事務所ビルが建ち並び、老舗の飲食店・和菓子店・食品店も残っています。
1890年創業、居酒屋メニューも充実した蕎麦店 味遊心 中屋
四谷三丁目駅から徒歩5分、新宿御苑前駅から徒歩7分ほどの場所にある味遊心 中屋。1890年(明治23年)に創業された蕎麦店です。元々、新宿通り沿いにあったそうですが、道路拡張に伴い新宿通りから少し入った現在の場所に移られたそうです。創業当時からのかえしを使い続けていらっしゃる蕎麦を中心とした居酒屋使いも出来そうなお店です。
という味遊心 中屋さんの外観。外観はかなりモダンです。
お伺いしたのは5月だったので、緊急事態宣言で20時閉店、お酒提供NGタイミングでした。そんな頃もあったよね、と笑える時代が来るのだろうか。
メニューです。こちらはお酒のおつまみ系。
季節の献立も超美味しそう!
人気商品ページ。
そして冷たいそば・うどん。
まずはお造りを頼みました。見た目からわかると思いますが、めちゃくちゃ美味しかったです。タコが大ヒット。
ポテトコロッケ。もう一個食べたくなるぐらい美味しかった。
〆に天せいろを。
おそばをアップで。良いお蕎麦って気持ちを落ち着かせてくれますね…。
天ぷらはキスと海老。ほんと最高でした。
老舗蕎麦屋さんって、高級化して蕎麦メインで戦うケース、大衆化して定食屋的に戦うケースが多い中、中屋さんのようにちょっと良い和食店や居酒屋さん的アプローチで戦うお店もありなぁと感じています。で、中屋さんのようなやり方のお店は少ない印象なのですが、外れることがほぼなくとっても美味しいので、伺うと常連になりたくなっちゃいます。家の近くにあったら嬉しいお店だよなぁ。
——-味遊心 中屋 基本情報———-
〇創業年 1890年創業 / 明治23年創業
〇営業時間
・月~金 ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00)
・月~土 ディナー 17:00~22:00(L.O.21:00)
※日曜、祝日 定休日
〇住所
東京都新宿区四谷4-13
(公式サイト)⇒ 味遊心 中屋 – そば・うどん