三重県庁所在地で伊勢平野中心部の津市。“津”は船舶停泊場・船着き場の意味であり、後の津港(現・津松坂港)が古くは安濃津(あのうつ/あのつ/あののつ)と称した重要な良港であることから地名の由来となりました。かつて藤堂高虎が鰻食を奨励し全国から職人を集めた経緯で今も旧津市域には鰻屋が全国一多く、人口一人当たり鰻消費量も全国一です。特産品として“芸濃ずいき”があり、名古屋飯として知られる“天むす”の発祥地です。“ひつまぶし”・味噌かつ・苺大福にも発祥地を唱える店が市内にあり、近年は“津ぎょうざ”が地元名物となっていて、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が点在しています。
1911年創業、東海地方だけに伝わる洋食メアベアを提供する 中津軒
京口立町のバス停から徒歩3分ほど、津駅から車で6分前後の場所にある 中津軒。1911年(明治44年)に、中田豊麿氏が妻の故郷である津市に創業した洋食店です。昭和初期はホテルも併設する洋館だったそうですが、戦災により焼失し現在の建物に立て替えられ半世紀以上この場所で営業されています。中津軒さんといえば、東海地方にしか存在していない洋食メニュー メアベアを提供されています。このサイトでは過去、岐阜市にある あじろ亭さんのミヤベヤを紹介しています。
という中津軒さんの外観です。OPENのネオンサインが可愛い。
お店の外にもメニューがありました。外で検討できるのは嬉しいですね。
店内に入りました。3連休初日に伺ったのですが、すごい混雑ぶりでした。で、内装は写真が撮れずでしたが、趣ある雰囲気が素敵なお店でしたよ。
で、メニュー表に一つだけ目立つ色のメニューが。そう、メアベアです。中津軒さんに来たなら、頼まなければならないメニューです。
今回はランチタイムだったので、ランチ&メアベアのセットをオーダー。ランチタイムから凄く豪華にw。
ランチセットは、サラダ、ナポリタン、ハンバーグ、エビフライと大好きなものがこれでもかと入っていて最高でした。コスパバグってる。
そして、メアベアです。あじろ亭さんと違い、細長いお皿に盛られてきます。ざっくりいうと、デミグラス&ケチャップで玉ねぎとチキンを炒めて、最後に卵を乗せて蒸す料理です。中津軒さんはケチャップが少ないのか、使っていないのか、酸味抑えられていて、上品なハヤシライス、といった感じでした。
メアベア制覇はこのサイト開設時からの夢で、まだ記事は書けていませんが、愛知県武豊町の享楽亭さんでもミヤビヤをいただき、3店舗制覇が出来ました。こういう地元限定の食べ物って凄く気分があがります。別地域でもこういうメニューを探したいものです。
——-レストラン中津軒 基本情報———-
〇創業年 1911年創業 / 明治44年創業
〇営業時間
・11:00 – 14:30
・17:00 – 21:00
※日曜日 定休日
〇住所
三重県津市中央5−5
(公式サイト)⇒ レストラン中津軒 | 明治44年創業、三重県津市の老舗洋食店