尾張名古屋 長崎堂の和三盆カステーラ、十二単 / 愛知 小牧市 1919年創業 (大正8年)

愛知県北西部で名古屋市北側の小牧(こまき)市は、1955年(昭和30年)に東春日井郡小牧町及び2村の合併で発足し1963年(昭和38年)の近隣村一部編入で現市域となりました。小牧の地名由来には、織田信長が小牧城を築城し、小牧・長久手の戦い(豊臣秀吉と徳川家康)の場だった小牧山が古くは麓付近まで海であって船乗りが山を見て帆を巻いたことからの帆巻(ほまき)山転訛説や中世に馬市が盛んだったことによる駒来(こまき)転訛説があります。名古屋コーチン(発祥地)・しのおかの桃・葡萄・海老芋・米(あいちのかおり等)の特産品やヨーク(アシドミルク)・しるこサンド・藤一番ラーメン・ひきずり(鶏すき焼き)等の名物・郷土食があり、約130の寺社がある市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが残っています。

1919年創業、黒船伝来の秘法を大切にする 長崎堂

東元町のバス停から徒歩17分ほど、小牧駅から車で20分前後の場所にある 長崎堂。1919年(大正8年)に、長崎にて荒木源四郎氏が創業したカステラを中心とした和洋菓子店です。1938年(昭和13年)に名古屋市東区朝日町に店舗を構え、現在は小牧市に店舗を構えられています。長崎堂さんのウェブサイトには

黒船伝来秘法そのままの長崎堂のカステーラ

豊臣時代、カステーラは長崎で、南蛮人(スペイン人、ポルトガル人)と呼ばれていた人達からその製法が伝えられました。
その由緒ある地名を社名として、その雰囲気と豊かな風味を名古屋に移しました。

という説明がありますので、黒船といってもペリー側でなく、その前のスペイン・ポルトガル船のことを指されている、ということですね(南蛮菓子なのだから、当たり前ですが)。

という、長崎堂さんからお取り寄せしたものその1、和三盆カステーラ。

箱からして高級感を感じます。

取り出した図。私の持ち運びが悪く若干凹んでいますが、それも柔らかい食感だからこそ。

この紙の下に見えるザラメ、最高ですよね。

しっとりとした食感と、和三盆の優しい甘さ。お上品なカステラって感じで本当に美味しかった!

お取り寄せ商品その2、十二単。
カステラのお菓子なのですが、1切ずつ個包装されています。 一つ取り出した図。平安朝をしのぶ銘菓、とあるように、十二単=平安時代の宮中の成人女性の正装のことです。左側の女性の絵がそれですね。このお菓子は十二単の華やかなイメージからきているお菓子のようです。中身はこんな感じです。カステラ生地に大納言と羊羹が入っており、華やかなですね。カステラと餡子、ありそうであまりない組み合わせですが、めっちゃ合いますね。

名古屋生まれですが、愛知県にカステラの老舗があること知らずにおりました。しかも小牧市は親戚が住んでいた場所なのに…!地元でも知らない老舗店ってたくさんあって、どのお店も残っているだけあってとっても美味しいんです。やっぱり開拓作業を続けないとな、と改めて思ったのでした。
※長崎堂さんは大阪にも同様のルーツを持つ店舗がありますので、後日掲載致します。

↓楽天でお取り寄せできますよ。

 

——–尾張名古屋 長崎堂 基本情報———-
〇創業年 1919年創業 / 大正8年創業
〇営業時間 (本社併設、工場店の営業時間です)
・9:00~17:00
※水曜・日曜 定休日
〇住所
愛知県小牧市大字西之島字丁田1915番地1
(公式サイト)⇒ 黒船伝来秘法のカステラ 尾張名古屋 長崎堂

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