桃太郎のシンプルな焼き団子 / 東京 西浅草 1871年創業 (明治4年)

台東区西浅草には東本願寺を始め多くの寺院や、調理・厨房用品・食器等の専門店街である合羽橋(かっぱばし)道具街があります。かつては国際通り沿いに、昭和初期~末期まで通り名の由来となった松竹歌劇団(SKD)の本拠地で東京を代表する劇場であった国際劇場(現・浅草ビューホテル)がありました。寺院やオフィスや住宅が混在する中に老舗の飲食店・和菓子店・食品店なども何軒か存在しています。

1871年創業、シンプルな生醤油の焼き団子が名物 桃太郎

つくばエクスプレス浅草駅から徒歩2分、銀座線浅草駅から徒歩10分程度の場所にある桃太郎。創業はなんと1871年(明治4年)とかなり古い老舗お菓子屋さんです。国際通りのローソンの隣で、少し控えめに運営されているお店です。

こちら店舗外観。何度か通り過ぎた際に、いつ頃創業されたのだろう?と検索して創業タイミングを知った、という出会いです。

桃太郎さんは、甘いものを食べたいときは、豆大福をお勧めされていますが、1番人気は、生醤油だけで焼いた焼き団子。ふわっふわのお餅に少ししょっぱめの力強い味が追ってやってきます。普段甘いお餅を食べなれている僕はちょっとびっくりしたものの、逆らい難い美味しさのあるお餅です。

桃太郎さんは、常連の方がお店の方と話し込んでいる風景を良く見かける、地元の方に愛されているなぁと感じる地元密着型の店舗。観光地浅草の中では、かなり貴重な存在なのではないでしょうか。
昔ながらの手仕事の味が感じられるふわふわの焼き団子は、観光につかれた時に食べると、リフレッシュした気分になれます。浅草寺帰りに是非寄ってみてください。

ちなみに桃太郎さんは、不定休で日によっては早く売り切れてしまうお店ですので、食べてみたいなぁ、という方はツイッターをフォローしておくことをお勧めします。売り切れ時にお知らせしてくれますよ。

———桃太郎 基本情報———-
〇創業年 明治4年 / 1871年創業
〇営業時間
9:30 ~ 18:30
※不定休
〇住所
東京都台東区西浅草2-13-10
(公式サイト)⇒御菓子司 桃太郎 | 浅草国際通り

2件のコメント

  1. ・私は永らく浅草に通っていますが、人込みが嫌いなので祭りなんぞにも当然行かないですし、浅草寺界隈の表浅草には決まった處での買い物等以外は滅多に行きませんし、嘗ては国際裏辺りにはたまに出没していたのですが、従前から観音裏~千束方面のそれも夜の酒場通いが浅草通いの主体でして、夕刻に桃太郎の前を通ると売り切れ店仕舞いの時が多くて、最近はあの東京人好みの濃い醤油味にはご無沙汰です。たまに、都心百貨店辺りの出店で、茂助だんごの醤油味を買って我慢しています。茂助だんご本店も、元々は日本橋魚河岸時代の明治後期創業で先般築地から豊洲に移転した、魚河岸と共に歩んでいる老舗ですが、私は粒餡こし餡は兎も角として、醤油味なら桃太郎贔屓です。
    ・団子は有りませんが、雷門筋向いの甘味処西山は、先年改装して甘味・軽食屋となりましたが、永らく福々まんじゅうが看板の和菓子店で、元々は越後生まれの先祖が嘉永5年(1852)に創業した小豆等の乾物・雑穀商で、傍ら菓子類も商っていた、と店の方に伺いました。当然今も福々まんじゅうやアイス最中やみつ豆・餡みつ等の製造販売もしています。他の甘味屋よりも比較的混んでいないし、私は寒天等もより美味い気がします。

    1. ・桃太郎さんをご存知とは流石ですね。
      世の老舗本には紹介されていない店舗で、私が出会ったのはたまたまでした。
      まだまだ埋もれた店がありそうなので、今年は浅草強化年として開拓を進めようと思います。
      と、是非色々教えてくださいませ。

      ・茂助だんごさん、西山さんは、メモに入っているのですが、両方未訪問なんです。
      茂助だんごさんは、行こう行こうと思っていたところ豊洲移転でますます遠くなり、で…。
      豊洲市場は私の家からは少し遠いのですが、そろそろ重い腰を上げたいと思います。

      ・西山さんはなんとなくですが、一人で入りずらい雰囲気でパスしておりました。
      並びの飛松さんも同じく、一人で入りづらいなぁ、とパスしてしまっております。
      両者とも、なんというか団体さん向けな感じがしてしまいまして…。
      今度息子と浅草へ行く際に、付き合ってもらおうと思いますw。

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