三好野本店の桃太郎の祭ずし・あなご一本焼き弁当・せとうち日和 / 岡山 岡山市北区 1781年創業 (天明元年)

岡山市北区は、市域の過半を占める面積と最大人口の行政区で、岡山県庁舎・岡山市役所・JR岡山駅や県下最大商業地である中心市街地が立地し、県の政治・経済の中心地であって且つ中国・四国地方の拠点の一翼も担っています。旧城下付近の表町は百貨店・天満屋本店を核とした商業集積地として賑わっており、明治期から戦前までは旧制第六高等学校(現・岡山大学一部の前身)等の多くの教育機関が開設され、今も多数の大学などが立地しています。岡山藩主・池田綱政造営の後楽園(日本三大名園の一つ)・岡山城(烏城)・吉備路(吉備津神社等)などの名所・旧跡が多数存在し、老舗の飲食店などが複数残っています。

1781年創業、米問屋として創業し、旅館そして駅弁会社へと転身した 三好野本店

JR岡山駅構内に販売所を設ける、三好野本店。1781年(天明元年)に、岡山の西大寺にて米問屋 藤屋として創業されました。1870年(明治3年)には米問屋を廃業し米の仲買を、そして1874年(明治7年)には岡山の天瀬(京橋付近)で高級旅館 三好野をスタートしています。

現在のメイン事業の一つである駅弁参入は、1891年(明治24年)のこと。山陽鉄道 岡山駅開業と同時に、駅構内の支度所の運営を任せれ、同年4月、山陽鉄道が倉敷市まで延長された際に、駅弁事業に参入された、とのことです。その後ビヤガーデンの運営、レストラン運営、サービスエリア運営等、長い歴史の中で形態を変えながらも運営を続けていらっしゃいます。

今回はJR岡山駅構内の売店に伺いました。店員さんが映ってしまうので、弁当ディスプレイのみの写真となります。かなり沢山の種類!

購入したのは、岡山名物ばらずしを駅弁化した、桃太郎の祭ずし、という商品。桃太郎とばらずしの組み合わせは、岡山名物倍増しですねw。こんな感じの桃の形状をした容器に入っています。 じゃじゃーん、こちらが中身です。錦糸卵の黄色ベースに、各色の具材が乗っているのがお祭りっぽく華やかで良いですね。ママカリや、酢で〆た鰆が入っているのは、岡山っぽさを感じます。バランス良くって美味しいね。

後日、せとうち日和も購入しました。山陽新幹線40年旅物語、と銘打たれているように、山陽新幹線全線開業40周年に作られたお弁当です。 晴れの国岡山の味を詰め込んだ、というそのお弁当、小ブロックにお弁当がめちゃくちゃ詰まっておりました。こういうお弁当大好きだなぁ。岡山県産豚の唐揚げ ・あなご飯・しらすと小松菜のお浸し・さつま芋きんとん等が入っていました。
さらに別の日に買ったのが、まるまる国産あなご一本焼き弁当です。あなごが丸っと一本入っているので、細長いお弁当になっています。 こんな感じの長さです。これちょっと凄くないですか?焼き穴子ですが、ふわっとしていておいしかったです。1850円と中々のお値段でしたが、買う価値のあるお弁当だと思います。 岡山の駅弁といえば三好野さん、という印象が強く、その中でも2023年に発売50周年を迎える祭ずし(同社が商標登録済み)が最も知名度高い商品かと。近年発売された2商品、せとうち日和・まるまる国産あなご一本焼き弁当も物凄くおいしかったので、今後この3択で悩んでしまいそうな私がいます。といっても、きっとさらに美味しいのが出続けるはずなので、さらに悩みが深くなる気がしなくもないですがw。

———三好野本店 基本情報———-
〇創業年 1781年創業 / 天明元年創業
〇営業時間
・6:00~21:00
※定休日なし
〇住所
岡山県岡山市北区駅元町1-1
(公式サイト)⇒ みよしの お弁当

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