美家古鮨本店で、少し大ぶりの江戸前寿司を頂く / 東京 台東区柳橋 1808年創業 (文化5年)

台東区柳橋は、隅田川に注ぐ神田川の最下流部に掛かる柳橋に由来します。河畔には江戸時代中期から舟遊び客の舟宿が多く、料理屋等も建ち並んで花街として賑わいをみせた街。明治期には新興の新橋花街(中央区銀座)と共に“柳新二橋”と称され昭和半ば位まで栄えましたが、1999年(平成11年)に最後の料亭が廃業してその歴史を閉じました。今も花見・花火見物などの屋形舟・乗合舟の舟宿が何軒か存在しており、老舗の飲食店・和菓子店・食品店なども残っています。

1808年創業、屋台寿司から続く200年以上の歴史を持つ 美家古鮨本店

浅草橋駅から徒歩5分ほどの場所にある 美家古鮨本店。1808年(文化5年)に、 加藤赤助氏が屋台寿司を始めたことで、その歴史が始まりました。店舗を構えたのは1866年(慶応2年)、2代目の方の時。NHKで放送された小林薫主演のドラマ「イキのいい奴」のモデル店となったお店でもあります(ドラマ内では柳橋の鮨屋 辰巳鮨となっています)。

という美家古鮨本店の外観がこちら。路地裏に突然雰囲気の良いお店が出てきてビックリします。

店舗横には文化五年創業の看板も。

店内に入りました。カウンターはこんな感じ。少し緊張感漂います。

今回はおまかせでオーダーしました。まずは大トロから。ヤバい、めちゃ美味い。続いてコハダ。仕事が丁寧で美しい…。

キンメダイ。むっちりしてて美味い。

ぽんぽんとペース良く提供頂きます。続いてイカと何か(失念)。イカの歯切れの良さよ!
青柳。青柳は老舗寿司屋さんをめぐり始めてから好きになったネタ。

トリガイ。この美しさ…!当然美味い。カイヒモ。見た目のインパクト強すぎだけど、食感大好きだった。美味い。いくら。写真で大きさが伝わりづらいかもですが、おにぎりの半分ぐらいあるかなり大きな軍艦です。ウニ。こちらも大きめサイズ。これだけの量のウニを楽しめるとか天国か。

穴子。焼き加減が最高でホロっとしてる。いやー、美味い!

玉子。甘み強め。このお寿司の仕上げにふさわしい。お椀が出てきて…、巻物でフィニッシュ。太巻きのサイズにマグロがたっぷり入った、巨大な鉄火巻き。ワサビも多めで最高のゴール。美味しかった…!

美家古鮨本店さん、ご主人が職人さん!って感じでちょっとした緊張感があったのですが、美味しいお寿司を食べて進めるうちに、そんな気持ちはいつの間にかどこか消え去っていました。美味しいもの、偉大。美家古鮨本店さんのお寿司、結構大ぶりなのでかなりお腹いっぱいになります。お腹を空かしてからのご訪問を是非…!

———美家古鮨本店 基本情報———-
〇創業年 1808年創業 / 文化5年創業
〇営業時間
・11:30~14:00
・17:00~21:00(L.O)
※日曜・祝日・お盆・年末年始 定休日
〇住所
東京都台東区柳橋1-10-12
(公式サイト)⇒ いらっしゃいませ!ようこそ美家古鮨Webサイトへ。

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