松野屋の菜めしでんがく、最高に美味い / 愛知 犬山市 明治時代創業(1800年代後半)

愛知県最北端(旧尾張・美濃国境)の犬山市は、1954年(昭和29年)に丹羽郡犬山町及び4村が合併して発足し、犬山城(国宝天守、2004年まで個人所有)や(野外)博物館明治村で知られている、“犬”が付く全国唯一の自治体です。地名由来には、犬使用狩りに最適だったとの説・平安期の丹羽郡小野郷が山間部で小野山転訛説・いぬいやま(針鋼神社が大縣神社の戌亥の方角)転訛説があり、江戸時代は幕府が藩として認めず尾張藩の一部で(1868年に犬山藩成立)、平岩氏を経て成瀬氏が居城していました。からくり人形・大山焼(陶器)・犬山提灯の伝統工芸や五平餅・げんこつ飴・大山茶・蜂蜜・蒟蒻・犬山ローレライ麦酒等が特産・名物で、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店・割烹旅館などが残っています。

明治時代創業、犬山名物・菜めしでんがくを提供する 松野屋

犬山駅から徒歩15分ほど、車で8分前後の場所にある 松野屋。明治時代・1800年代後半に創業された140年強の歴史を持つお店です。犬山に来たらこれを食べる、という人も多い、大根の葉の漬物を刻んで混ぜ込んだ”菜めし”と、豆腐の味噌田楽がセットになった”菜めしでんがく”で知られるお店です。この菜飯田楽は愛知県豊橋市にあった吉田宿をはじめとした東海道沿いでよく見られる食べ物で、東海道沿い以外にも飛び地的に食べられている場所があり、そのうちの1つが犬山市となります。

という、松野屋さんの外観。超人気店で平日でも並びます。建物は2020年11月にリニューアルされており、かなり綺麗です。

もう少し正面から。
入り口はこんな感じ。オープン直後の11時に伺ったので並ばず入れましたが、12時前後は外に行列が出来ていました。で、こちらに来たらやはり菜めしでんがくな訳です。もう美味しそうとしか言えないルックスよ。菜めしをアップで。子供の頃から菜飯といえば田楽とセットだと思い込んでたんだけど、これ愛知近辺の文化だったのかね。で、田楽です。豆腐に八丁味噌を付けて焼き上げています。見た目だけで旨そうとわかるw。あんまり変わりませんが、もう一枚別カットをどうぞ。

菜めしも、田楽も、どちらも体に良さそうで、もう一セット行きそうになりましたw。お隣の人は田楽だけもう1セット頼まれていて、その頼み方も良いなぁ、なんて思ったり。菜飯田楽は食べられるお店がいくつか残っているのに、老舗食堂では紹介が出来ていません。色々まわって食べ比べたいなぁ。

—— 松野屋 基本情報———-
〇創業年  明治時代創業(1800年代後半)
〇営業時間
・11:00-15:00
※木曜日 定休日
〇住所
愛知県犬山市犬山北首塚28-1
(食べログ)⇒ 松野屋 – 犬山口/豆腐料理・湯葉料理 | 食べログ

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