まつのや、いがまんじゅうはズッシリ感ある / 埼玉 羽生市 1865年創業 (慶応元年)

埼玉県北東部で、東武鉄道伊勢崎線が南北に縦断し群馬県に接する羽生(はにゅう)市は、江戸時代は幕府直轄領・旗本知行地等で、1954年(昭和29年)の北埼玉郡羽生町及び6村合併で発足し、1959年(昭和34年)の同郡1村編入で現市域となりました。羽生の語源は埴(はに、赤土の意味)生(う、多いの意味)とされ、埴輪(はにわ)転訛説もあります。田山花袋著“田舎教師”の舞台として知られています。江戸期より青縞(藍染物)が生産されてきて衣料製造が盛んで、曙ブレーキ工業本社・日本精工埼玉工場等も立地しています。武州正藍染・梨・モロヘイヤ・羽生王様のパウダー(モロヘイヤ粉)・花袋めん(乾麺)・モロヘイヤうどん・銘菓(いがまんじゅう・うさぶろうまんじゅう等)・清酒等の特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店・酒蔵などが残っています。

1865年創業、いがまんじゅうを今に伝える まつのや

東武伊勢崎線・秩父本線 羽生駅から徒歩14分ほどの場所にある まつのや。1865年(慶応元年)に創業した和菓子店です。季節を感じる和菓子を多数作られている老舗店ですが、近年の名物は「いがまんじゅう」。おまんじゅうを赤飯で包み込んだ、埼玉北東部に伝わる郷土菓子です。農山漁村の郷土料理百選にも選ばれたことから近年注目度が上がっており、まつのやさんでも名物となっていったそうです。

という、まつのやさんの外観です。いわゆる看板建築な食べ物ですね。お店横側の看板は、もちろん いがまんじゅうです。
正面からもどうぞ。

店頭の看板です。うさぶろうまんじゅうも名物なのです。

今回、いがまんじゅうを買いにきました。その昔、広島県呉市で いがもちは食べたことがあります。いがまんじゅう・いがもちは同じものとして扱われることもありますが、埼玉版はちょっとルーツが違うような気がします。
で、こちらが いがまんじゅうです。お赤飯のおにぎりに見えますが、中におまんじゅうはいっています。ので、かなりズッシリ感ありますよ。

あんまり変わり映えしないですが、少しだけアップでどうぞ。
今回いがまんじゅうを食べるにあたり、イメージは呉市で食べた いがもちをイメージしていたので、ここまでがっつり&ずっしりなお菓子と思っておらずちょっとびっくりしました。見た目的にはそこまで大きくないと感じられるかもですが、この子ちょっと凄いですよ。ぜひ一度食べてもらいたいです。

——- まつのや 基本情報———-
〇創業年  1865年創業 / 慶応元年創業
〇営業時間
・10:00 – 18:00
※月曜・火曜 定休日
〇住所
埼玉県羽生市中央4丁目8−19
(食べログ)⇒ まつのや – 羽生/和菓子 | 食べログ

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