照明用油から始まった竹本油脂のマルホン胡麻油と純正胡麻ラー油 / 愛知 蒲郡市 1725年創業 (享保10年)

愛知県東部(東三河地方)で三河湾に面する蒲郡(がまごおり)市は、1878年(明治11年)に宝飯郡蒲形村・西之郡村の合併で旧村の各一字を採って発足した蒲郡(“かま”ごおり)村が1889年(明治22年)に郡内3村と合併し町村制村の村となり、1891年(明治24年)に町になって、明治末期の同郡3村編入を経て1954年(昭和29年)に同郡1町1村と合併して蒲郡(“がま”ごおり)市が発足し、昭和中期2回の同郡2町編入で現市域となりました。伝統の三河木綿・三河縞始め織物・繊維ロープ工業が発展し、果樹栽培が盛んで蒲郡蜜柑で知られ、苺・つま菊・マイクロトマト(希少・国内唯一生産)・あかざ海老・高足蟹・浅蜊・めひかり・胡麻油(竹本油脂)・海老せんべい・ガマゴリうどん(浅蜊・わかめ入り)等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品会社などが残っています。

1725年創業、圧搾製法にこだわったごま油作りを続ける 竹本油脂

三河塩津駅から車で10分前後、蒲郡駅から車で15分前後の場所にある 竹本油脂本社。1725年(享保10年)に竹本長三郎氏が菜種や綿実の搾油を行う竹本製油所を立ち上げたことで、その歴史が始まっています。今も昔も油屋さんとなりますが、実施可能は明かりのための搾油がスタートだったそう。現在・マルホンで知られる胡麻油の製造に乗り出したのは1915年(大正4年)のこと。電気が普及し照明用の油が不要になったことで、業態転換されたとのことです。実施可能から圧搾製法で油を製造されていて、そのノウハウをごま油に活かし、現在も圧搾製法でごま油を作り続けていらっしゃいます。

という、マルホンの圧搾純正胡麻油と、太白胡麻油をお取り寄せしました。ちょっと光の加減で見えづらくて済みません。

こちら太白胡麻油。こちらは料理人の希望から生まれたもので、マルホンさんが元祖にあたり、商標も持たれています。1924年(大正13年)の大福帳に記載があり、その時には製造されていたそうです。太白は、古代中国における金星の呼び名から付けられた名です。うちは炒め物等の油が太白胡麻油になっています。 こちらが圧搾純正胡麻油。うちだと味付けに使ったり、が多いですね。

追加で買ったのが純正ごまラー油。追加で、とか書いてますが、実は圧搾を買ったつもりで誤って手に取りましたw。唐辛子をごま油でじっくり煮出したラー油です。
原材料は胡麻油ととうがらしのみ!こちらは自分で使いきれなかったので、知り合いにプレゼントしたのですが、「これで作る麻婆豆腐めっちゃ美味しかった」とのことです。

太白胡麻油は基本の炒め油として使っていて、マルホンさんか1886年創業・三重県四日市市の九鬼さんのどちらかを使うケースが多かったです。どちらも実家から近いメーカーさんだったのね。そもそも太白という白くて香りが抑えられた胡麻油がマルホンさんスタートということも今回まで知りませんでした。知らないことが多いって楽しいですね。

↓マルホンさんの太白胡麻油は、楽天でも購入できますよ。

 

—— 竹本油脂(マルホン胡麻油) 基本情報———-
〇創業年  1725年創業 / 享保10年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
愛知県蒲郡市浜町11番地
(公式サイト)⇒ 【公式】マルホン胡麻油 | まるっと、本物。

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