青森県南部の太平洋に面する八戸(はちのへ)市は、江戸時代は八戸藩八戸城(現・三八城公園)の城下町。中心市街地(中心街)には三日町・八日町等の市が立つ日の名前の町が残っています。JR八戸駅周辺には史跡・神社や美術館・博物館があり、JR本八戸駅は業務・商業の中心地となっています。古くからの温泉・銭湯等も多数存在し、南部煎餅・八戸せんべい汁・いちご煮等の郷土食でも知られ、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店等が複数残っています。
1925年創業、和菓子店から和洋菓子店へと転身した リーベシムラ
本八戸駅から車で8分ほど、徒歩20分ほどの場所にある リーベシムラ。1925年(大正14年)に、志村菓子舗として創業されました。現在の和洋菓子店へと転身されたのは1976年(昭和51年)で、以来50年弱にわたり和洋菓子店を続けられていらっしゃいます。リーベシムラというお名前は、ドイツ語で愛を意味するリーベに、創業者の志村さんのお名前を合わせてとのこと。
というリーベシムラさんの外観。イートインスペースもある素敵なお店です。
店頭に入りました。ケーキがズラリ。全部美味しそう…! オーダーしたものその1、八戸いちごのモンブラン。八戸は戦後に「出稼ぎに行かなくてよいように」とイチゴづくりがスタートし、今も1年通して様々な品種を作られているんです。そんなイチゴを使った、甘みと酸味のバランスがとっても素敵なケーキでした! 同行者がオーダーしたケーキ(何か失念…)。こちらも一口頂きましたが、柑橘系の酸味が仄かに香る美味しいケーキでした。 店内には取材時の記事もありました。菓子店としての創業から、リーベシムラとなり、辺りが丁寧に書かれています。僕もこういう記事が書けるようになりたいものだ…。
リーベシムラさんの洋菓子、その土地ならではの果物を使って、美味しく、かつ手軽な価格で提供されており、八戸老舗探索で疲れた体の休息にピッタリのお店でした。こういう良心的かつ、地元をむいた洋菓子店って素敵ですね。こういう素敵な老舗洋菓子店を家の近くで見つけたくなっちゃいました。
——— リーベシムラ 基本情報———-
〇創業年 1925年創業 / 大正14年創業
〇営業時間
・10:00~20:00
※第1月曜日・第3月曜日定休日 (祝日の際は営業、翌火曜日休み)
〇住所
青森県八戸市鍛冶町17
(SweetsPlaza内 公式ページ)⇒お菓子の家 リーベシムラ | 店舗情報 | SweetsPlaza