オリーブオイルで食べる小松庵総本家の蕎麦三昧 / 東京 駒込 1922年創業 (大正11年)

豊島区北部の駒込は、旧・豊島郡駒込村(現在の文京区本駒込等を含む)が上・下に分かれた内の旧・上駒込村が前身です。地名は、原野に駒(馬)が込む(群がる)意味であるや、古代に東征した日本武尊が布陣し騎馬武者等の集結を“駒ごみたり”と言ったことに由来する等の説があります。桜の代表品種 染井吉野は江戸末期から明治初期に旧・駒込染井村に多く住んでいた造園師・植木職人達が作り出した発祥地とされ、水戸徳川家墓所等がある都営染井霊園は桜の名所です。町域内には1886年(明治19年)創業の芥川製菓本社や飲食店など老舗が残っています。

1922年創業、新しい蕎麦の提案をする老舗蕎麦店 小松庵総本家

駒込駅から徒歩2分ほどの場所にある 小松庵総本家。1922年(大正11年)に駒込で創業された蕎麦屋さんで、都内で5店舗を営業されています。現在の本店がある場所には、2014年(平成26年)に移られたとのことです。社長のお名前が小松さんですので、屋号はお名前から取られているのかと思われます。

という小松庵総本家さんの外観。看板は創業以来ずっと使われているものだそう。 店舗は階段登った2階です。こちらが階段を登った2Fの入り口。お蕎麦屋さんというよりも洋食屋さんとか、ケーキ屋さんみたいな見た目です。 店内に入りました。こちらがメニュー。東京蕎麦という新しい蕎麦の食べ方を提案されています。 今回は蕎麦三昧というコースを頼みました。いろんなお蕎麦が食べれそうで楽しみ! 小松庵さんは、お蕎麦以外の一品ものも和風から外れたものが沢山あってかなり興味深いです。 最初に出てきたのは、蕎麦をボロネーゼ風に食べます。めちゃ美味い!そして鴨南蛮が出てきます。こちらは奇を衒わないストレートに美味い味。提案の味が広くて素敵です。 そして天ぷら。お蕎麦と天ぷらの相性の良さを発見した人って天才だよね。 そしてメインにせいろ蕎麦が出てきます。 こちらのお蕎麦、辛味おろし、とろろ、オリーブオイル・蕎麦汁、塩の5種類で食べます。この提案凄い面白い! 辛味おろし・とろろは食べる前から美味しいとわかりますが、オリーブオイルはどうなんだろう、とちょっと思っちゃいません?食べたらお蕎麦にとても合いました。美味しいお蕎麦とオリーブオイルもありですね。

小松庵さんの蕎麦三昧コース、ボロネーゼ風の蕎麦・鴨南蛮・5種類の味を楽しめるせいろ蕎麦と、昔ながらのお蕎麦と新しいお蕎麦の両軸を味わうことができる、中々ない体験でした。こういうお蕎麦の食べ方も良いですね。定期的に通いたいなぁ。

——–小松庵総本家 基本情報———-
〇創業年 1922年創業 / 大正11年創業
〇営業時間
・11:00〜22:00
※定休日なし
〇住所
東京都豊島区駒込1-43-16 アルナス駒込六義園 2F
(公式サイト)⇒小松庵

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