霧下そば本家から、冷凍蕎麦をお取り寄せ / 東京 墨田区文花 1772年創業 (安永元年)

墨田区中央部の文花(ぶんか)は南辺の北十間川を境に江東区と接し、東武鉄道亀戸線の小村井駅が最寄りで、警視庁向島警察署・花王すみだ事業場(東京工場)等が立地しています。かつては1889年(明治22年)に小村井村・葛西川村等の合併で発足した吾嬬村(後に町)で村・町名は吾嬬(あずま)神社(墨田区立花)に因んでいました。1966年(昭和41年)に住居表示制度により文花となり、“文”は文化・文教施設が多いことからで、“花”は吾嬬神社祭神で日本武尊・東征の折に海中に身を投じて嵐を鎮めたとされる妃の弟橘媛に因んで命名(立花の町名も弟橘媛由来)されました。町内には老舗の食品会社が残っています。

1772年創業、新潟で創業し東京に根付いた 霧下そば本家

文花三丁目のバス停から徒歩4分ほど、小村井駅から徒歩7分ほどの場所にある 霧下そば本家。1772年(安永元年)に、田光五郎右衛門氏が、現在の新潟県妙高市関川にて米穀商のかたわら、蕎麦粉を賃挽したのが始まりとされています。1820年(文政3年)に、宮大工棟梁であった小四郎氏が江戸の寄宿先で見覚えた江戸前そば屋を始めたものの、雪国のためつなぎの小麦の入手が困難で、「なんとか蕎麦粉だけで打てる方法はないか」と工夫を凝らし、そば粉のみでの蕎麦切りに成功されました。

1953年(昭和28年)に現在本社のある東京都墨田区文花に工場を作られ、1985年(昭和60年)に屋号を田光そば製粉所から株式会社霧下そば本家へと社名変更されています。現在は8代目の田光誠氏が代表を務められています。インタビューによると元、というか現役のミュージシャンでもあるそうです。

霧下そば本家さんはたくさんの種類の蕎麦粉を販売されているのですが、今回は冷凍のお蕎麦を購入しました。

裏面はこんな感じです。135グラムなので一人前ですね。 茹で上がりの図。お湯が足らなかったのか若干ダマっぽい箇所もできてしまいましたが、蕎麦の香りがすごく良く美味しかったです!

霧下そばの霧下とは、山裾の標高500〜700mの高原地帯で朝霧が発生しやすい場所を「霧下地帯」に由来しています。ってまるで知っているかのように書いていますが、地名だと勘違いしていました。霧下地帯で栽培された蕎麦粉で作られているから霧下そばで、銀座七丁目にあった創業元禄元年の元祖長寿庵さんも利用されていたそうですよ。今度は蕎麦粉も買ってみたい!

↓冷凍そばは楽天でも購入できますよ。

 

———霧下そば本家 基本情報———-
〇創業年 1772年創業 / 安永元年創業
〇営業時間
・8:30~17:00
※土・日・祝 定休日
〇住所
東京都墨田区文花1-34-3
(公式サイト)⇒そば粉 蕎麦の通販 販売【霧下そば本家】江戸の製粉工場 | 江戸のそば粉屋から全国へ

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