宮城県北東部で太平洋に面する石巻(いしのまき)市は県内第二の人口を擁する市で、水産業(漁業・養殖業・水産加工業)を中心に農畜業・造船業・製紙パルプ業・商業も盛んな港町です。地名由来には、北上川の流れが烏帽子石に当たり渦巻く“巻石”転訛説・迫川の旧名だった伊寺川の水門の意味の伊寺水門転訛説などがあります。石巻漁港で水揚げされる金華鯖・金華鰹等の金華山沖(三陸沖)の豊富な魚介類や養殖牡蠣・べっこう蜆・たらこ・笹蒲鉾・深谷からし巻・石巻焼きそば・二色餅・がんづき・こけし味噌パン等の特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。
1902年創業、震災を越えた石蔵と”変わらない味”を守る石巻・渡波の醸造元 金華山醸造 (きんかさんじょうぞう)
JR渡波駅から徒歩6分ほど、万石橋バス停から徒歩2分ほどの場所、石巻市万石町に工場・店舗を構える 金華山醸造 。1902年(明治35年)、初代・高砂忠兵衛氏が牡鹿郡渡波町で旧高砂本店として開いた小さな醸造所が起源の、120年以上続く味噌・醤油の醸造元です。石巻は鯨や魚介の加工と深い関わりを持つ土地で、創業以来、味噌・醤油を水産加工の現場に届けてきました。明治〜昭和期には業務用の味噌・醤油を岩手・宮城の缶詰工場に納入し、高度成長期にはクジラの大和煮やさんまの蒲焼き缶詰などの製品開発にも関わった歴史があります。2005年(平成17年)に法人化、東日本大震災で味噌石蔵が被災するも乗り越え、2012年に店舗を再建。現在は昔ながらの味噌・醤油に加え、地元の制御盤メーカーと共同開発した「燻製昆布醤油」(2023年発売)や復刻版「金華サイダー」など新商品も展開しています。社名の「金華山」は石巻沖の金華山の神々に商売繁盛を願って命名されたとされ、創業時から続く高砂の亀甲紋も今に受け継がれています。
という、金華山醸造さんの昆布しょうゆを購入しました。
ラベル部分をアップで。食塩分13%とあるので、一般的な濃口(17%前後)と比べると塩分控えめです。
ラベル裏側です。原材料は醤油・甘味・旨味・食塩です。昆布しょうゆの名前の通り昆布が、そして鰹節も入っています。
取り出した図。昆布で旨味がブーストされているので塩分が抑えられていることは全く気にならず。むしろめっちゃ美味しい。
昆布しょうゆ美味しかったので、120周年記念に出された燻製昆布醤油も気になってきました。金華サイダーも飲んでみたい。石巻の水産加工業と共に歴史を歩んだ同店なので、やっぱり地元のお魚等と合わせて頂きたいですね。早く行かなければだ。
店舗情報
店舗名:有限会社金華山醸造
創業年:1902年(明治35年)
営業時間:月-金、第1・第3・第5土曜日
9:00〜17:00
定休日:第2・第4土曜日、日曜祝祭日
住所:宮城県石巻市万石町1-18 [地図を見る]
公式サイト:金華山醸造|味噌・醤油醸造|宮城県石巻市
