千年鮭 きっかわ、鮭の塩引きの美味しさ! / 新潟 村上市 1626年創業 (寛永3年)

日本海に面して新潟県最北・最東の市である村上市は、豊臣政権下の村上氏治世以降、江戸時代には堀家や複数の譜代・親藩大名を経て内藤氏の村上藩で村上城の城下町として栄えました。三面川(みおもてがわ)や伝統漁法“コド漁”の大川での鮭漁が盛んで特産品となっており、地元では鮭を“イヨボヤ”と称し、塩引き鮭・焼き漬・粕汁・川煮・氷頭なます等の様々な郷土食があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が点在しています。

1626年創業、千年続く村上の鮭文化を今に伝える 千年鮭 きっかわ

村上駅から徒歩20分、車で5分程度の場所にある 千年鮭 きっかわ。1626年(寛永3年)に、米問屋として創業し、1850年(喜永3年)に酒造業 吉川酒造元を開設されています。転機が訪れたのは戦後のこと。急速に失われつつあった、平安時代から続く村上の鮭文化を残す活動をスタートし、1960年(昭和35年)十四代目 吉川寛治氏は「村上の鮭食文化は日本一だ」と訴え、鮭の加工販売に進出し現在に至ります。

という、きっかわさんからはお取り寄せをしました。箱からしてカッコ良い。

じゃじゃん、こんな感じの鮭の塩引きが入っています。塩引き鮭とは、鮭を粗塩で塩漬けにした後に、冷たい風にあて3週間ほど干したもの。じっくりと熟成させた鮭なのです。

こちらが焼いた図。旨味と塩味がぎゅっと詰まっていて超うまい。塩分やや多めなので、少しの鮭と美味しい白米と食べると最高の朝ごはんです。まじ美味い。

鮭の塩引きが新巻鮭よりなぜ美味いのか、について解説された紙も入っていました。

せっかくなので、お茶漬けとほぐし塩引鮭も買いました。 ほぐしの中身はこんな感じ。うん、旨味が詰まっててほんと最高!

最後にパンフレットも。今回は伝統の塩引き鮭を購入しましたが、他にも沢山の商品ラインナップがあります。全部食べたい! 塩引きについての解説はこちらから。アミノ酸発酵で熟成しているから美味いのです! 十六代目のご主人のコメントも。村上は世界で初めて鮭(イヨボヤ)の増殖に成功させた場所なのですね。鮭の塩引き、ただただ美味しかったです。あの塩味の力強さに、いつも以上に白米を食べてしまいました。best of 白米のお供ですね。この鮭が朝ごはんに食べられるなら、早起きがはかどりそうな気がします。定期的にリピートしたい商品ですね。

——- 千年鮭 きっかわ 基本情報———-
〇創業年 1626年創業 / 寛永3年創業
〇営業時間
・9:00~18:00
※1月1日のみ休業
〇住所
新潟県村上市大町1-20
(公式サイト)⇒ 千年鮭 きっかわ | 千年鮭 きっかわ

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