甘強酒造の20年熟成した弐拾年熟成黒みりん、すごい / 愛知 海部郡 1862年創業 (文久2年)

愛知県西部の海部郡(あまぐん)は江戸時代までは海面下にあり、古代は海産物を中央に貢納していた海人部(海士部、あまべ)が居住していました。802年(延暦21年)に最澄の弟子の開基(または奈良時代に行基の開山)と伝わる本尊・薬師如来の明眼院(みょうげんいん)は日本最古の眼科専門医療施設として知られています。1357年(延文2年/正平12年)に住職が夢の中の異国人から眼病治療効果ある霊水の場所を告げられ眼科専門漢方医学書を授けられ眼科治療を始めたと伝わり、明治になるまでは朝廷の貴人・大名・武家等を始め全国からの患者を施療していました。赤紫蘇・モロヘイヤが特産品のこの町にも老舗の食品会社が残っています。

1862年創業、20年以上熟成させたみりん等を製造販売する 甘強酒造 (かんきょうしゅぞう)

近鉄蟹江駅から徒歩4分ほど、名古屋駅から車で25分前後の場所にある 甘強酒造。1862年(文久2年)に山田平八氏が濃尾平野で収穫される豊富なもち米を利用しみりん製造を始めたことが創業となります。みりん製造から始まり、戦後に日本酒の製造も始められています。現在の屋号・甘強酒造は甘みや旨みの強い本物のみりんを造り続けるという思いから、1935年(昭和10年)から用いられている名称となります。

という、甘強酒造さんから弐拾年熟成黒みりんをお取り寄せしました。その名の通り20年以上熟成したみりんとなります。

ラベル部分をアップで。ラベル部分の英語が解像度的に全部読み取れていませんが、20年熟成させたみりんだよ!ということが記載されています。

コップに開けてみた図です。黒蜜とか黒酢、醤油的な黒さです。みりん、とは言われない限り見えないですね。

今回は「そのまま飲む」、「バニラアイスにかける」で楽しみました。びっくりするぐらいまろやかな甘さがあって物凄く美味しいです。バニラアイスはコンビニで買った安物だったのですが、一気に高級スイーツの味となりました。このみりん、凄すぎる…。一般的なみりんとは異なる味わいなので、どう料理に使うか見えていない部分ありますが、超美味しい甘味料として一瞬で使い切れる気もしますw。

↓甘強酒造さんの黒みりんは、楽天でも購入できますよ。

 

—— 甘強酒造株式会社 基本情報———-
〇創業年  1862年創業 / 文久2年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
愛知県海部郡蟹江町城四丁目1番地
(公式サイト)⇒ 甘強酒造株式会社 – 愛知・蟹江のみりん・日本酒蔵元

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