東京で一番最初にふぐ料理の認可を得た、かねまん / 東京 日本橋人形町 1880年創業 (明治13年)

江戸時代には後に浅草裏手に移転するまでは吉原遊郭があり、その後は浅草に芝居小屋が集められるまで歌舞伎の中村座・市村座や人形芝居の結城座などがあった中央区日本橋人形町。人形を制作・販売する店が並び、人形遣いが多く住んでいたことが地名の由来だといわれています。永らく芳町花街として栄えてきた一帯には老舗が多く残っており、人形町通りや甘酒横丁を中心に老舗の飲食店や和菓子店や食品店などが連なっています。

1880年創業、東京で一番最初にふぐ料理人かを得た かねまん

水天宮前駅から徒歩2分ほど、人形町駅から徒歩4分ほどの場所にある かねまん。1880年(明治13年)に、富山出身の中田一松氏が日本橋魚河岸での屋台商売を経て、人形町に店舗を構えたことが始まりです。同店は東京で最初のふぐ料理の認可を受けた店でもあります。

という、かねまんさんの外観です。ビルの1Fに急に風情ある入り口が出てきます。 店頭の看板はこんな感じ。ふぐのコースが各種あります。 店内に入りました。素敵な個室に通して頂きます。 スタートは塩辛から。お酒が進みますねぇ。 前菜的に出てきたフグ。ぬたっぽい味付けでした。

あん肝も美味しかった…! そして、フグ刺しです。ここに白状すると、私はフグが好きです。 フグの唐揚げ。フグの唐揚げって、鶏カラの上位互換だよね。
白子焼き。これもお酒だよなぁ。
最後にふぐちりです。少し肌寒い季節だったので、本当に最高でした。 この雑炊は天国行きの切符です。
フグの老舗専門店が東京にあること自体、実は最近まで知りませんでした。人形町で幼少期を過ごした谷崎潤一郎の作品・ふるさとにも登場しているそうですよ。昔開設されていた公式サイトには各種情報が載っていたのですが、今はサイトを閉じられてしまっています。また復活させて欲しいなぁ。

——–かねまん 基本情報———-
〇創業年 1880年創業 / 明治13年創業
〇営業時間
・17:30~22:30(要予約)
※日曜・祝日 定休日 (稀に土曜日も休みあり)
〇住所
東京都中央区日本橋人形町1-16-7 人形町TNビル 2F
(食べログ)⇒ かねまん – 人形町/ふぐ | 食べログ

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