福島県中通り北部の二本松(にほんまつ)市は、室町初期に奥州探題の畠山高国が居館して地名を二本松と改称し、七代当主が白旗ヶ峯に移城して二本松姓を名乗り、江戸時代は二本松藩領で、地名由来には旅人の目安となる二本の霊松説・古城の四本松城から二本の松を移植説があります。胡瓜・ちょろぎ・茸・葉煙草・林檎・みしらず柿・西念寺柿・無花果・林檎ジュース・麺・凍み餅・多数の銘菓(本練羊羹・木の葉饅頭・玉羊羹・最中拾万石・最中洗心亭・あだたらの山の揚げまんじゅう・みそまんじゅう・元祖あんぱん等)・味噌・醤油・清酒・ざくざく(ざくざく煮/ざくざく汁)等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店及び和洋菓子店(多数)・食品会社・醸造所(味噌・醤油・複数の酒蔵)・旅館などが残っています。
1867年創業、 あだたら山の揚げまんじゅうが大ヒット中 花月堂花屋
竹田のバス停から徒歩3分ほど、二本松駅から車で5分前後の場所にある 花月堂花屋。1867年(慶応3年)に創業した歴史ある和菓子店です。20年ほど前に余ったお饅頭を揚げて作った「あだたら山の揚げまんじゅう」が大ヒットし、1日で作れる数を数量限定で販売されています。あだたら山とは、智恵子抄に出てくる安達太良山のことです。
という、花月堂花屋さんの外観です。隣に駐車場もあります。
店内に入りました。店内の暖簾に創業慶応三年とありますね。
店内の様子です。銘菓であるあだたら山の揚げまんじゅうが大量に並んでいます。
複数入りだけでなく、バラ売りもされています。1個ずつ購入できるのは嬉しいですね。
で、購入したのがこちらです。袋に入った状態だと形状が見えませんが、ちょっと特殊な形をしています。2007年の第7回・ふくしま特産品コンクールで特選品大賞を受賞しいる商品で、その記載がパッケージ上部にあります。ちなみに2008年に全国菓子大博覧会で名誉総裁賞も受賞されています。
パッケージ裏側です。原材料は小豆・小麦粉・砂糖辺りですね。
で、出した図です。確かに山型になってますね。
揚げまんじゅうは好物の1つですが、花月堂花屋さんのはわりとあっさり目で小振りなこともあり、幾つでも食べられそうな感じでした。こういう飽きないお菓子ってやっぱり良いですね。と、今回で安達太良山が福島県にあるとインストールされました。お菓子は地理や歴史の勉強になるのです…!
———花月堂花屋 基本情報———-
〇創業年 1867年創業 / 慶応3年創業
〇営業時間
・7:30 – 18:00
※水曜日 定休日
〇住所
福島県二本松市竹田2丁目7−7
(食べログ)⇒ 花月堂花屋 – 二本松/和菓子 | 食べログ