自笑亭、納得のいく幕の内 / 静岡 浜松市中央区 1854年 (安政元年)

静岡県西部でかつて遠江国(とおとうみのくに)に含まれていた浜松市は古代には津(港・渡し場)由来とされる“濱津(はまつ)”と称されていましたが“はままつ”となった経緯は不詳で、室町期に今川氏が築城した曳間(引間)城を徳川家康がその近郊町名から濱松(浜松)城と改称して地名が定着し、江戸時代は譜代大名各家の浜松藩の城下町であり東海道の宿場町でした。2024年(令和6年)1月1日に従来の中・東・西・南の各区及び北区の三方原(みかたはら)地区が再編合併して中央区が発足しました。鰻・すっぽん養殖発祥地で、食用油・鰻料理・みそまん等の特産品・名物があります。区内には老舗の飲食店(鰻等)・仕出し料理店・和菓子店・和洋菓子店・食品店・製菓会社・食品会社などが点在しています。

1854年創業、浜松城主に料理提供していた料亭をルーツに持つ弁当店 自笑亭

よろい橋のバス停から徒歩5分ほど、浜松駅から車で9分前後の場所にある 自笑亭。江戸末期に山本六兵衛氏が千歳町 (現、浜松市中央区千歳町)で、料理店・山六を運営したことがルーツにあたります。六兵衛氏は浜松城主・井上河内守に料理提供しており、その際に”人の心を安らかにさせる自然の笑みが素晴らしい”と称え、「自笑亭」の屋号を命名したのが安政年間とのことです。そのタイミングを自笑亭さんは創業年とされています。その後、浜松駅構内で駅弁の販売を始められ、現在に続いております。

という自笑亭さんにやってきました。今回は本社兼工場にお伺いしています。本社でもお弁当買えるのです。
店頭には看板も新商品・おに弁とのこと。 駐車場から入ると、こんな感じの看板が。「お弁当はこちらでお求めください」は分かりやすくて良いですね。
入口です。販売場所は製造部・営業部が入っているビルのよう。Paypayも使えますよ。
店内に入りました。お弁当が沢山並んでいます。全部美味しそう!
うなぎ、そして浜松ブランド牛・三ヶ牛の駅弁も。どっちも美味しそう。
と、色々悩んだ結果、今回は納得のいく幕の内、というお弁当を購入しました。
開けた図。幕内弁当らしい、バラエティーに富んだ内容なのが嬉しい。揚げ物を使っていないヘルシーさがポイントとのことあっさり食べられて、全部美味しくって最高でした。

自笑亭さん、今回本店に行ったのですが、ランチタイムを少し過ぎていたので結構数が少なくなっていました。ウェブサイトにも記載がありましたが、14時以降は品薄になってしまうそう。まあランチ用のお弁当がメインだからでしょうね。次回は早めに伺って、うなぎとかブランド牛とか食べたいなぁ。

———自笑亭 基本情報———-
〇創業年 1854年創業 / 安政元年創業
〇営業時間
・8:00 – 17:00 (14時以降は品薄)
※無休
〇住所
静岡県浜松市中央区神田町518
(公式サイト)⇒ お弁当の配達と販売の「自笑亭」

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