千葉県北東部で関東地方及び県の最東端である銚子(ちょうし)市は、利根川下流から河口の南岸にあり古くから港町として栄え、水揚量日本一の銚子漁港と3つの卸売市場を擁しています。江戸時代以前は飯沼・三前と称された地で、“銚子”の地名は“銚”(元来は生薬煎じ用土瓶・薬缶類で狭小注ぎ口の酒器)に似て、狭小入口で中が拡がる地形に由来し元は“銚子口”と称されていました。名代の入梅鰯(真鰯)や各種鰯・釣り金目・鯖・鮫・鯵・秋刀魚・メヌケ・鮪・鰹等の魚介類や灯台キャベツ・大根・とうもろこし・トマト・銚子メロン各種・苺・西瓜等がが特産で、水産缶詰・海藻こんにゃく・ぬれ煎餅等の名物があり、市内には老舗の和洋菓子店・食品店などが残っています。
1844年創業、関東最東端の日本酒蔵 石上酒造
観音駅から徒歩7分ほど、銚子駅から徒歩22分ほどの場所にある 石上酒造。1844年(弘化元年)に創業した酒蔵です。関東で最も東にある酒蔵とのこと。江戸末期に創業した同社には、明治・大正に作られた大谷石造りの明治蔵・大正蔵と2つの蔵で酒造りを行われています。代表銘柄・銚子の誉は地元で長年愛され続けているお酒となります。
という、石上酒造さんの外観です。奥に蔵が見えますね。看板は銚子の海のイメージに見えますね。
こちらは直売店の入口です。蔵の手前の道路沿いにあります。
店内に入りました。お酒がずらっと並んでいます。
手前から撮った写真がこちら。銚子の誉が地元で愛されていると聞きそちらを買おうかと思っていたのですが、宵待草 大吟醸が気になりそちらを購入しました。宵待草 (よいまちぐさ)は竹久夢二作の歌の名前で、夢二が銚子に滞在した際の作品とのことで、この名を使われているそう。
で、こちらが購入した宵待草 大吟醸です。ボトルかわいいですよね。写真は富山県滑川市のメリカで撮影しています。
ボトルをアップでどうぞ。宵待草 と書かれています。
パッケージ裏側です。国産米としか書かれていませんが、美山錦100%で作られているとのことです。
このボトル非常にウケが良く、飲み終えたら持ち帰る人がいらっしゃいました。一輪挿しにちょうど良さそうな見た目だったんです。肝心の味は辛口よりのどっしり感があり、海産物の街・銚子らしいお魚に合わせやすそうな味でした。地域のお酒はやっぱりその土地の名物と合わせたいですね。
ちなみに銚子という地名は、酒器の銚子に似ているからその名がついた説があるそう。そんな銚子のお酒、飲まなきゃいかんですね。
—— 石上酒造株式会社 基本情報———-
〇創業年 1844年創業 / 弘化元年創業
〇営業時間
・8:00 – 17:00
※日曜日 定休日
〇住所
千葉県銚子市田中町7-1
(公式サイト)⇒ 銚子の誉