韻松亭の花籠本膳が、可愛くって美味しくって素敵! / 東京 上野公園 1875年創業 (明治8年)

台東区上野公園には、明治初期に日本初の都市公園である上野公園(上野恩賜公園)が不忍池周辺に造営され、園内には博物館・動物園・美術館・文化会館・芸術大学など多数の芸術・文化・教育施設が建設されて多くの人が集い賑わっています。そんな上野公園には老舗の飲食店や和菓子店なども複数存在しています。

1875年創業、上野公園内にある懐石のお店 韻松亭

上野駅から上野公園へと入り、徒歩8分ほどの場所にあるのが韻松亭。1875年(明治8年)に創業された、上野公園と共に歴史を歩んできたお店です。上野公園に訪れる市民のために飲食店が必要だ、となった際に出来たものの一つが韻松亭さんとなります(屋号の由来は長くなったので、ページ下部に書いています)。

という韻松亭さんの外観はこちら。公園内に、急に昔ながらの建物が出てきてちょっとビックリします。

おしながきはこちら。各種お弁当が揃っています。今回は真ん中にある「花籠本膳」をオーダー。

まずは一の膳、左から湯波刺し・茶碗蒸し・よせ豆富・お造り、となります。

こちら湯葉刺しのアップ。ほんのりした甘さが、ワサビでより引き立っていて超美味しい!

そして二の膳がこちら。炊き合わせをはじめとした、各種お野菜が入っています。そして三の膳。豆ごはん・揚げ物・お味噌汁・香の物です。豆ごはんのじんわりくる美味しさ、最高ですね。

揚げ物はこんな感じの野菜たっぷりのかき揚げでした。

ラストが水菓子。豆乳のムース的なものと、麩饅頭の2つ。どうしてこんなに美味しいのか。

公園の中にある昔ながらの日本家屋で食べる、ということは、なんというか非日常的な体験で、体がリフレッシュしてくる感覚がありました。豆腐を始めとした、植物性の食材にこだわったお料理であることも影響しているのかもしれませんが。ちょっと疲れた週末に、ぴったりのランチになるのではないかと。

ちなみに屋号の由来を調べたところ、公式サイトに、

「鐘は上野か浅草か」と唱えられた鐘が「松に響く」さまを愛でた、当時の博物館館長、町田久成が名付け親です。

とありました。私の教養の問題で理解が追い付いていませんが、松尾芭蕉の読んだ、

花の雲 鐘は上野か 浅草か

に対しての「松に響く」というリアクションから、ということでしょうか。松に響く、の意味を捉えかねておりますが、ご存知の方お教えください…。

———韻松亭 基本情報———-
〇創業年 1875年創業 / 明治8年創業
〇営業時間
・11:00~15:00
・17:00~23:00(L.O.21:30) / 日・祝は22:00(L.O.20:30)まで
※無休
〇住所
東京都台東区上野公園4-59
(公式サイト)⇒和食 日本料理|上野の社 韻松亭【公式サイト】

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