新潟県最西端(上越地方)の糸魚川(いといがわ)市は、1954年(昭和29年)発足の旧・糸魚川市が2町と合併して、2005年(平成17年)に現市となりました。地名由来には糸魚(イトヨ)の河川多数棲息説等の数説があり、江戸時代は北国街道・千国街道交点の宿場町として栄え、越後高田藩領以降に数代領主や天領を経て越前松平氏(江戸詰の定府大名)の糸魚川藩を郡代が治めました。翡翠(硬玉・軟玉)やその加工品・米・野菜・果実・大豆等や市内7漁港での紅ずわい蟹等の魚介類が特産で、笹ずし・こくしょう汁等の郷土料理があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。
1812年創業、日本アルプス白馬岳の伏流水で仕込む 池田屋酒造
糸魚川駅から徒歩7分ほどの場所、千国(ちくに)街道沿いにある 池田屋酒造。1812年 (文化9年)に創業した酒蔵です。日本アルプス白馬岳を水源とする姫川の伏流水を使って酒造りをされています。地元の人に愛され、関東でも評価の高い代表銘柄・謙信は、池田屋酒造さんが武田信玄に塩を送ったとされる塩の道・千国街道沿いにある蔵であり、この縁から創業時より謙信の名を拝命したとのことです。
という、謙信の純米吟醸を購入しました。黒色のカッコよく威厳のあるボトルデザインです。
ロゴ部分をアップで。書体も心強いですね。
ボトル裏側です。お米は愛山100%使用、精米歩合55%の生酒です。冷やのまま飲むことを推奨しています。
謙信初めて飲みましたが、謙信という力強くも優しさのある両面性のある名前からのイメージで飲むと、後者の優しさを感じる口当たりの柔らかさがありました。とはいえ、芯が通った力強さもあって、そうかやっぱり謙信のイメージだね、なんて思ったり。新潟らしいお酒でとても美味しかったです。
———-池田屋酒造 基本情報———-
〇創業年 1812年創業 / 文化9年創業
〇営業時間
・8:00 – 12:00
・13:00 – 17:00
※土曜・日曜 定休日
〇住所
新潟県糸魚川市新鉄1丁目3−4
(新潟県酒造組合内公式ページ)⇒ 池田屋酒造|酒の国にいがた