千葉県北部中央で印旛地域の印旛(いんば)郡は、1878年の行政区画郡発足時には後の佐倉市・四街道市(古代の郡域ではは域外)・八街市・印西市・白井市・富里市・酒々井町の各全域と千葉市花見川区・成田市・柏市・八千代市・栄町の各一部でしたが、現在は酒々井町(しすいまち)・栄町の2町が属しています。古鬼怒湾(海跡湖)名残りの印旛沼の“いんば”には“い(井、湧水地帯・谷・湿地等)”+“ば(場・庭)”説があります。酒々井町は、1889年の(旧)酒々井町・本佐倉町・11ヶ村・3新田合併で発足しました。室町期~戦国期には(現)佐倉市との境に本佐倉城(千葉氏本拠地)があり、江戸時代は酒々井宿として栄えました。酒々井の地名は、親孝行息子の真心から道端の井戸に酒が湧いたとの伝説に由来します。1960年代(昭和40年頃)から住宅団地が造成されてきました。米(こしひかり)・落花生・自然薯・ハーブ・清酒・洋菓子などが特産品・名物です。郡内には老舗の料理店・飲食店・和洋菓子店・酒蔵などが残っています。
元禄年間年創業、農業・林業を経て酒造りを始めた 飯沼本家
南酒々井駅から徒歩14分ほど、千葉駅から車で40分前後の場所にある 飯沼本家。創業家である飯沼駅家は約400年ほど前に、本社を置く酒々井町馬橋に住み着いたとされ、元禄年間 (1688 – 1703年)に江戸幕府より神社仏閣に奉納する酒を造る許可を得ており、ここから飯沼本家さんは元禄年間創業とされています。その後江戸末期に商売用の酒づく利を始められたとのことです。
という、飯沼本家さんのカップ酒を購入しました。イラストがチーバくんです。ファンとしては嬉しい。 カップ裏側です。チーバくんの横からの姿。そう、チーバくんは千葉県の形になっているんです。
カップ上部はこちら。カテゴリー的には本醸造で良いのかな。商品名は甲子チーバくんカップ、となります。甲子は飯沼本家さんの代表銘柄となります。力強さを感じられる好みのお酒でした。
飯沼本家さんは酒造りから数えても300年以上の歴史を持つ、日本有数の歴史を持つ酒蔵です。エリア的には成田も近く、蔵見学には外国人の方も多数いらっしゃるとのこと。レストランも併設されているので、今度近くにお伺いした際には、ぜひ立ち寄りたいなと思っています。
———-飯沼本家 基本情報———-
〇創業年 元禄年間創業 (1688 – 1703年)
〇営業時間
・平日 8:00 – 17:00 (ショップは10:00 – )
・土日 10:00 – 18:00
※火曜日 定休日
〇住所
千葉県印旛郡酒々井町馬橋106
(公式サイト)⇒ 飯沼本家