日本最古の飲食店・一文字屋和輔(一和)で、あぶりもち / 京都 京都市北区 1000年創業 (長保2年)

昭和中期に旧上京区から分かれた洛北の京都市北区は、東側を鴨川が流れていて北部が山間地帯で平野部は住宅地域となっており、私立大学も複数立地しています。鹿苑寺金閣(金閣寺)・賀茂別雷神社(上賀茂神社)・今宮神社・大徳寺・等持院(足利尊氏墓所)・船岡山城址等の寺社・旧跡も多く、賀茂別雷神社と賀茂御祖神社(下鴨神社、左京区)の例祭である5月15日(陰暦四月の酉の日)の“葵祭(あおいまつり、賀茂祭)”は多くの観光客を集めています。区内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。

西暦1000年創業、日本最古の飲食店と言われる 一文字屋和輔(一和)

今宮神社前のバス停から徒歩2分、京都駅から車で20分〜30分ほど、今宮神社の旧参道にある 一文字屋和輔。阿り餅(あぶりもち)で知られる同点は、略称で一和(いちわ)とも呼ばれています。西暦1000年(長保2年)に創業された、日本最古の飲食店として知られる老舗店です。その歴史は今宮神社の歴史と共にあり、994年(正暦5年)に今宮神社が悪霊退散の祈願の際に、竹が使われたお餅が供えられたと言われており、一文字屋和輔の初代が西暦1000年にその御供物を参拝者に振舞ったとされ、その年を創業年とされています(諸説あり)。
※お向かいにある、かざりやさんも創業1637年とかなり古いお店です。

という一文字屋和輔さんの外観。めちゃ並んでおります。建物は古い方が方が元禄年間、新しい方が大正年間に建てられた物だそう。

こちらのぼりのアップ。廿五代=25代とあります。途方もない歴史ですね…。

2階席もある模様。建物は京都市の景観重要建造物に、認定番号 第1号として指定されています。ザ・古き良きニッポンって感じです。
店頭ではあぶりもちが作られています。一和さんでは、あぶりもちを作るのは代々女性のお仕事と決まっているそうです。

許可頂いて焼いている姿を撮らせて頂きました。炭火で直に炙っていらっしゃいます。た、大変な作業だ…。 店内に入りました。メニューは阿り餅(あぶりもち)のみ。一皿500円です。お土産は3人前の1500円から。

ということでやってきました、あぶりもち。一口で食べられる小ぶりのお餅を竹串に刺し、きな粉をつけて焼かれています。その上に白味噌ベースのタレをかけたもの。独特の甘みがあって美味しい。持ち上げてみた図。ちょっと見づらいですが、一口で2−3串いける感じのサイズです。 せっかくなので寄り目も。中にきな粉が入っているのが見えますね。老舗活動をしている以上、日本最古の老舗に行きたいとずっと思っていたのですが、2019年12月19日にお伺いしたのですね。
で、その時の訪問の様子がこちらです。なんと12月16日から年末休みとなっていましたw。1年半越しのリベンジとなりましたが、お伺いできて良かったです。1000年も続く飲食店、ただただ凄いですよね…。

———一文字屋和輔(一和) 基本情報———-
〇創業年 1000年創業 / 長保2年創業
〇営業時間
・10:00~17:00
※水曜日 定休日。ただし、1日・15日・祝日が水曜の場合は営業し、翌日休業
※年末など長期休業もあり。
〇住所
京都府京都市北区紫野今宮町69
(食べログ)⇒ 一文字屋和輔 – 北大路/和菓子 [食べログ]

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