名古屋市熱田区は、三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀る熱田神宮の鳥居前町として古代から栄えました。江戸時代は東海道53次で最大の宿場であった41番目の宮宿(宮の宿/熱田宿)として繁栄し、尾張藩により名古屋城下・岐阜と同様に町奉行の管轄地とされていました。宮宿は港町でもあり、七里の渡しで桑名宿(53次中42番目、三重県桑名市)と結ばれ、江戸中期以降は四日市宿(53次中43番目、三重県四日市)への十里の渡しの航路もありました。JR・名古屋鉄道等の金山駅周辺は再開発が進み副都心として整備されてきていますが、熱田神宮周辺は庶民的な風情の町として老舗の飲食店なども残っています。
1772年創業、スッキリ引いた一本棒の荷印からその名が付いた イチビキ
金山駅から徒歩9分ほど、名古屋駅から車で15分前後の場所にある イチビキ。1772年(安永元年)に、愛知県豊橋市でみそ・たまりしょうゆの醸造業として創業されました。1900年(明治33年)には、中村兄弟商会の名で販売を行い、1919年(大正8年)に大津屋株式会社を設立されています。1961年(昭和36年)に大津屋株式会社からイチビキ株式会社に社名変更され現在に至ります。イチビキの名は明治〜大正期に北海道で買付を行っていた際に、荷印を「スッキリ引いた一本棒」とし、やがて「一引き(イチビキ)」と呼ばれるようになり、そのまま屋号・社名・商標となりました。
という、イチビキさんの生さしみ溜を購入しました。密封ボトルに入っているので、フレッシュさがキープされます。
パッケージ裏側です。空気に触れず酸化を防いでくれる溜まり醤油って、イチビキさんのが初めてかも。
お皿に出しました。溜まりですが、粘度は低めで食べやすいタイプでした。
イチビキさんは、醤油・味噌・各種つゆ&タレを作られていますが、加工品もたくさん販売されています。こちらは炊飯器でらくらくジャンバラヤ、です。
パッケージ裏側です。中の具材をそのまま入れてボタン押すだけで完成です。めっちゃ手軽…!
中身はこんな感じです。米まで入っているの楽で良いですね。
出来上がりの図です。ほのかな酸味が良い感じの出来上がり具合でした。この手軽さで出来上がるの嬉しいなぁ。
イチビキさんは東海圏人にとってスーパーメジャーな会社さんという認識で、近隣のスーパー、コンビニであれば必ず商品が置いてあります。東京でも商品はあるのですけど、やっぱりまだ少ない印象です。といいつつ、このジャンバラヤは東京で買いましたけれど。地元企業の商品が家の近くでも買えるって嬉しいですよね。
↓イチビキさんのジャンバラヤは、楽天でもお取り寄せできますよ。
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——–イチビキ 基本情報———-
〇創業年 1772年創業 / 安永元年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
愛知県名古屋市熱田区新尾頭1-11-6
(公式サイト)⇒ イチビキ 公式サイト | 名古屋のみそ・しょうゆ・つゆメーカー