新潟県庁所在地である新潟市の中央区は、市内で最小面積・最大人口の区で、官公庁出先機関や大企業支店等が集積する県・市の行政・経済の中心地です。明治以来の花街も残り県随一の繁華街である古町を中心とする信濃川左岸側は1972年(昭和47年)開通の関屋分水及び日本海に囲まれて“新潟島”と称され、市役所・市水族館(マリンピア日本海)・市歴史博物館(みなとぴあ)等が立地し、業務・商業・飲食施設等が集積している中心地区で、信濃川右岸側には県庁等の官庁街があり、新潟島へ繋がる信濃川の萬代橋は1886年(明治19年)架橋された国の重要文化財です。区内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが多数残っています。
1882年創業、新潟で関東風のお菓子作りを広めた創業が立ち上げた お菓子の百花園
東中通のバス停から徒歩2分、新潟駅から車で7分ほどの場所にある お菓子の百花園。創業者の太田新太郎氏は、1870年(明治3年)に東京で菓子職人をしていたところその腕を見込まれ新潟に呼ばれ、市内をはじめとした新潟周辺で関東風のお菓子作りを広めた方になります。1882年(明治15年)に、現住所で立ち上げたのが百花園の始まりとなります。
百花園さんの歴史は、こちらのPDFに詳しいのですが、2代目の方が体が弱かったこと、3代目の方が戦争で徴収され、シベリアに捕虜として捉えられる等、歴史が途切れかねない事態を乗り越え、現在は4代目・5代目のご主人によって営業を続けられていらっしゃいます。
という、百花園さんからはお菓子を2種類お取り寄せしました。
その1、にいがた季寄せ(きよせ)。
お煎餅のような生地に、羊羹が挟まれているお菓子です。こちらは夏の枝豆味。 こんな感じ。食感も味もとっても上品。これ良いなぁ。
そして春の苺味。
甘酸っぱい感じと羊羹も合いますね。 秋はおけさ柿味。
冬は洋梨のルクチェ味。これは洋菓子みたいでした。
もう1つのお取り寄せが、生キャラメル羊羹。
8個入りを購入しています。
生キャラメルの香ばしい風味と絶妙なコクと書かれています。
開けるとこんな感じです。真ん中には乾燥いちじくが入っています。
横からも1枚。これ、ほんと美味しかった!
今回2種類のお菓子をいただいたのですが、どちらも和菓子でありながら洋菓子のようなルックスと味がする、ハイブリッドなお菓子でした。どちらもすっごく美味しかった!こういう新しい味を追求する和菓子店、すごいですね。他のも買って食べてみたい!
↓生キャラメルの羊羹は楽天でもお取り寄せできますよ。
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—— お菓子の百花園 基本情報———-
〇創業年 1882年創業 / 明治15年創業
〇営業時間
・9:00 – 19:00
※年中無休
〇住所
新潟県新潟市中央区営所通1-321
(公式サイト)⇒ お菓子の百花園(ひゃっかえん) | 創業明治15年 新潟市中央区営所通