魚一 蓬莱吉日庵で、松江名物たっぷりな”復刻お加代弁当”をいただく / 島根 松江 1901年創業 (明治34年)

島根県の県庁所在地 松江市は、1607年(慶長12年)に堀尾吉晴が大橋川北側の末次の地に築城した際に中国・杭州の西湖畔“淞江(ずんごう)”に似た風景として、宍道湖を西湖に見立て命名されました。江戸時代は徳川家康嫡男系統の結城松平氏 松江藩の城下町として栄えた街。宍道湖を始め松江城・武家屋敷等の旧跡や玉造温泉等の観光名所も数多く、宍道湖七珍(しんじこしっちん、鱸・大和蜆等7種の魚介類)や出雲蕎麦・あご野焼・津田蕪漬等の名物・郷土食や松江藩7代藩主松平治郷(茶人・不昧、ふまい)考案の“不昧公御好み“の茶菓子(三種は山川・若草・菜種の里)等の松江和菓子など豊かな食文化を持ち、老舗の飲食店・和菓子店・食品店が何軒も残っています。

1901年創業、魚店として創業した魚一の料亭 魚一 蓬莱吉日庵

松江駅から徒歩22分ほど、車で10分ほどの場所にある 魚一 蓬莱吉日庵。1901年(明治34年)に、吉村 一氏が創業した魚店 魚一が運営する料亭が、魚一 蓬莱吉日庵です。魚一さんの本店は設備老朽化のために閉店し、現在新規出店地を探しているとのこと。本店閉店中につき、魚一さんが運営する魚一 蓬莱吉日庵さんに今回はお伺いとなりました。

という魚一 蓬莱吉日庵さんの外観。立派過ぎて一瞬たじろぎましたw。

正面玄関をもう少し寄りで。この立派な玄関、緊張しますね…。

店内に入りました。結婚式等も開かれる素敵な料亭だけあって、景色が抜群です。良い店過ぎるな。

今回は予め予約して伺いました。予約限定の復刻お加代弁当を頂きます。

お加代弁当とは、玄丹お加代さんという松江藩の窮地を救った方の名を冠した、かつて魚一さんで販売していたお弁当の名前。それを姉妹店である蓬莱吉日庵で復活させたのが、この復刻お加代弁当なのです。

復刻版お加代弁当の献立も紙に記載されていました。スタートからデザートまで、すべてが松江の名物という豪華さ!

お弁当にかかっていた紙を外すとお弁当が現れます。何だこの豪華さは…!

松江の名物の野焼きも入った口取り。

日本海で獲れたお刺身2種。

すずき奉書包み焼き。宍道湖七珍の一つであるすずきを使ったお料理。こちらも不昧公に由来したお料理です。

紙を開けるとこんな感じ。火の通し方が絶妙で、めちゃくちゃ美味い。 そして出雲そば。 御飯は、しじみ、島根牛、炙りめのは(板わかめ)が入った御飯。豪華さが渋滞気味で大変美味しい。 ラストが不昧公好みで抹茶ムース。不昧公が食べていたものとは違う気がするものの、美味しさは正義ですw

今回食べた復刻お加代弁当は、松江で食べるべきものが沢山詰まった超美味しいお弁当なので、松江に行く機会があるならば、ぜひとも食べて頂きたいです。これで2200円は超お得だと思います。予約限定なので、その点だけお気を付けくださいませ。
前にもどこかで書きましたが、料亭のランチはお得な価格で、その地域の名物を色々頂けるのでおススメです。魚一 蓬莱吉日庵さんでも、その想いを強めました。僕もまた行きたいw。

——— 魚一 蓬莱吉日庵 基本情報———-
〇創業年 1901年創業 / 明治34年創業
〇営業時間
・11:00~14:00
・17:00~21:00
※月曜日 定休日
〇住所
島根県松江市殿町101番地
(公式サイト)⇒– 魚一 蓬莱吉日庵- 島根県松江市の庭園料亭 | 庭園料亭蓬莱吉日庵は島根県松江市の老舗料亭です。かつて高級料亭旅館だった風情のある佇まいと和洋折衷の室礼の中で、松江らしさを取り入れた懐石料理や郷土料理など和食コース料理をご賞味いただけます。会食、お見合い、結納、結婚披露宴、接待、法事なども心を込めたおもてなしで対応。

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