江戸時代には後に浅草裏手に移転するまでは吉原遊郭があり、その後は浅草に芝居小屋が集められるまで歌舞伎の中村座・市村座や人形芝居の結城座などがあった中央区日本橋人形町。人形を制作・販売する店が並び、人形遣いが多く住んでいたことが地名の由来だといわれています。永らく芳町花街として栄えてきた一帯には老舗が多く残っており、人形町通りや甘酒横丁を中心に老舗の飲食店や和菓子店や食品店などが連なっています。

1912年創業、ミシュランで星を獲得したすき焼き店 すき焼割烹日山

人形町駅から徒歩2分、水天宮駅から徒歩5分ほどの場所にある すき焼割烹日山。1912年（大正元年）に、 村上禎一氏が広島県福山市で食肉御売および精肉小売業を始めたことでその歴史が始まりました。1928年（昭和3年）に現在本社を構える東京・日本橋人形町に進出、1935年（昭和10年）にすき焼き割烹をスタートさせました。このすき焼き割烹は、ミシュランで星を持つ3店のうちの１店となります。

こちらが店舗外観。左がすき焼き割烹、右が精肉店となります。

店内に入りました。ふかふかな絨毯の上を歩きお部屋へ向かいます。

お部屋に入りました。メニュー表の重厚感にプレッシャーを感じます。ロゴとコピーもカッコよいなぁ。

一緒にワインリストも出てきます。何というか格を感じますね。

すき焼きのコースはこちら。良いお値段ですが、ここは頑張って米沢牛をオーダー。

お鍋入場。いやー、期待値高まりますね。

そしてお肉が。見よ、このサシを！美味しいのが保証された顔してますね。

お鍋に肉が投入されます。お伝え出来ないのが残念ですが、匂いがヤバい！

火が通ったところでひっくり返して…

さっと火が通ったところで卵にin。悶絶するほど美味い。柔らかいし、ジューシーだし最高過ぎる。次々食べます。サシの多いお肉って、ちょっとで十分とか思っちゃうこともあるんだけど、日山さんのは幾らでも食べられる！
お肉の話ばかりしてしまいますが、佃煮っぽいのや、ご飯も出てきてます。赤だしも上品で、ほんっと美味しかった！
〆にデザートが出て完了。 フルーツが苦手とお伝えしたら、シャーベットに変更頂けました。こういう接客もまた、高級店だよなぁ、って感じますね。

日山さんは予約が中々の争奪戦で、ずっとお伺いできずにおりました。ようやく予約をゲットし念願の訪問でしたが、値段にふさわしいクオリティで凄く良いランチとなりました。気軽に伺える価格ではないので、何かのお祝い事にかこつけて、また来たいと思いますｗ。

——— すき焼割烹日山 基本情報———-
〇創業年　1912年創業 / 大正元年創業
〇営業時間
・9:00～19:00
※年中無休
〇住所
東京都中央区日本橋人形町2-5-1
（公式サイト）⇒日山グループ ｜ 自宅用焼肉セットの通販をはじめ撰びぬかれたおいしい和牛肉をお届け