静岡県最東部で相模灘に面した伊豆半島東岸中部の伊東(いとう)市は、1947年(昭和22年)の賀茂郡伊東町・小室村合併で発足し、1955年(昭和30年)の同郡対島村・宇佐美村編入で現市域となりました。伊東の地名は“湯いずる国(伊豆国)の東”の意味とされます。平安末期に伊東氏の祖・工藤祐隆(祐親の祖父)が伊豆国久須美荘(久須見荘/葛見荘:伊東荘・宇佐美荘・大見荘・河津荘等で構成)を開いたとされ、江戸時代は幕府直轄地を経て韮山代官支配地でした。柑橘類(蜜柑・甘夏等)・ぐり茶・山葵・宇佐美等の漁港からの鮮魚・干物・豆腐・銘菓(うり坊・ぐり坊・豆乳プリン・ぐり茶プリン等)・まご茶漬け等の特産品・名物・郷土食があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店・茶舗・旅館などが残っています。
1940年創業、近海の海の恵みを干物にする 平田屋
伊東駅から徒歩4分ほどの場所、キネマ通りにある 平田屋。1940年(昭和15年)に創業した干物屋さんです。相模湾をはじめとした近海の海の恵みを、温度管理した塩水のみで仕上げる、素材の持つ本来の美味しさを引き出す干物作りをされている老舗店です。1つ1つが個包装の真空パックになっているので、保存が便利な形で提供されています。
という平田屋さんの外観です。横に長い店舗になっています。
店頭の看板は一生見ていられるのでは?と思うぐらい商品紹介が素敵なんです。
全部美味しそう過ぎて困る看板達シリーズ。
えぼ鯛、ふぐ、金目鯛とか、全部気になる。しかも干物だけでなく西京漬まであるとか反則やん。
店内に入りました。物凄い種類が並んでいます。
金目鯛、伊勢海老といった高級路線も。美味しそうだなぁ。
で、持って帰るのは大変なので買って家に発送することにしました。
店頭には色々なセットものもあったので、小振りのセットを軸に食べたかった、いか一夜干・車海老等を足しています。
まずは、いか一夜干から。
かなりクルッとなってますが、焼き上がりの図。イカの一夜干の美味しさに気がついた時、自分は大人になったのだ、と感じたものです。日本酒と最高にあいますよね。
お次はサーモン&ブリ。
旨味がぎゅっと濃くなっていて、控えめに言って最高でした。そう、この味が食べたかったのだよ。
そして、車えび。名物の1つのようです。
焼き上がりの図です。生の海老を焼くよりずっと旨味があって美味しい。これも最高だなぁ。
干物は朝ごはんに食べるもの、と子供の頃の習慣から思い込んでいたのですが、最近は晩ごはんお酒のお供にするのも最高だよな、ってことです。今回のは全部お酒にばっちり合いました。平田屋さんの干物は、干物特有の臭みやえぐみが一切なく、またパサつきも抑えられているうえ、味が濃くなっているので、めちゃくちゃ美味しかったです。干物を普段食べない人ほどハマるのではないか説。
→平田屋さんの干物は、楽天だとふるさと納税で出ていますよ。
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——–平田屋 基本情報———-
〇創業年 1940年創業 / 昭和15年創業
〇営業時間
・9:00 – 17:00 (火曜日は15:00まで)
※水曜日 定休日
〇住所
静岡県伊東市猪戸1丁目5−47
(公式ページ)⇒ 伊豆伊東 干物専門店 平田屋