桑名の蛤の名店 日の出から、蛤鍋をお取り寄せ / 三重 桑名市 1923年創業 (大正12年)

三重県桑名市は、桑名開発の祖である豪族・桑名首(くわなのおびと)の名に由来してその名がとられた街(諸説あり)。木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の河口に立地し、平安時代より京都周辺と尾張以東との間の物資輸送中継点として、桑名藩11万石の城下町・港町として、東海道53次の42番目・桑名宿として賑わいました。明治中期から昭和初期までは江戸期の桑名米会所を引き継ぎ大阪堂島・東京蠣殻町・山口赤間関と並ぶ主要米穀取引所のあった場所でもあります。七里の渡し場跡の伊勢国一の鳥居は伊勢神宮式年遷宮毎に建て替えられ、ナガシマスパーランド等の観光名所が数多くあります。「その手は桑名の焼き蛤」を生んだ蛤料理でも知られ、安永餅・八壺豆(多度豆)・都饅頭等の名物菓子も多く、歴史と現代とが交錯する中に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが数多く点在しています。

1923年創業、美味しんぼにも登場した蛤の名店 日の出

桑名駅から車で5分ほど、徒歩で20分強の場所にある 日の出。1923年(大正12年)に創業された料亭です。今や日の出といえば蛤料理のお店として有名ですが、元々は季節料理を出すお店だったそう。それがお客さんのニーズに合わせて蛤屋さんへと変化していったそうです。日の出さんといえば、蛤の旬の季節である4−8月はほぼ予約が取れないお店として有名で(2021年は多少秋があるようです)、蛤の名店として美味しんぼにも登場しています。

と、私は桑名市で育ったわけですが残念ながら日の出さんは伺ったことがありません。なかなか行く機会がないので今回は思い切って通販で購入しました。で、届いたのがこちらです。日本一やかましい祭りとして知られる石取祭の絵が載っていますね。 蓋を開け、かかっていた紙を外すと飛び込んでくるのがこちら。蛤は桑名産の天然蛤の無菌蛤を使用!
入っているのは出し汁と蛤、そしてすだちが付いてます(すだちは入手可能な季節のみ付いてくるそう)。 デデーン、蛤です。この大きさ、最高だなぁ。 量が沢山あったので、全部鍋に入れずに一部は酒蒸し風にしました。やばい、これ最高だ。
お鍋にしたものを取り分けた図。うん、美味しい以外の言葉がない。お取り寄せでこのクオリティとか最高ですね。 日の出さんは実家から近いにも関わらず、予約が取れずに伺えていなかったのです。ずっと食べたいと思っていたので、自粛期間中に思い切ってお取り寄せした次第です。今回は約2人前で9000円弱と中々のお値段ではありますが、お値段を超えるクオリティーだったので大変満足です。店舗へ行きたい気持ちも超高まりました。行きたーい。

—— 日の出 基本情報———-
〇創業年  1923年創業 / 大正12年創業
〇営業時間
・11:30~14:00(日曜日中心)
・17:00~22:00
※水曜日 定休日、完全予約制
〇住所
三重県桑名市川口町19
(公式サイト)⇒ はまぐり | 桑名のはまぐり料亭 日の出公式ホームページ | 日本

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