姫野一郎商店で、椎茸メシ・山のだし茶漬け・椎茸アヒージョ! / 大分 竹田市 1877年創業 (明治10年)

大分県南西部の竹田(たけた、田は濁らない)市は、1954年(昭和29年)に竹田町等の2町8村が合併した旧・竹田市が2005年(平成17年)に3町と合併して現市となりました。少年時に在住した瀧廉太郎が“荒城の月”の曲の着想を得たとされる岡城(臥牛城/豊後竹田城)址や竹田湧水群・久住高原等の自然で知られ、江戸時代は中川氏の岡藩の城下町で、奥豊後の政治・文化拠点として栄え、文人画家・田能村竹田などを輩出しました。米・かぼす・椎茸・施設野菜(トマト・ピーマン・小葱・苺等)・露地野菜(レタス・キャベツ・スイートコーン等)・花卉(サフラン・吾亦紅等)の農産物や豊後牛・久住高原牛・ガンジー牛乳・玄米ソフト(クリーム)・ドイツ風ワイン等の特産品があり、市内には老舗の和菓子店などが残っています。

1877年創業、ちょうちん・ロウソク販売から椎茸問屋へと転身した 姫野一郎商店

豊後竹田駅から徒歩8分ほどの場所にある 姫野一郎商店。1877年(明治10年)に、姫野万治氏が提灯とロウソクの販売を行う店舗として創業されました。2代目勝太郎氏の時代に、地元の椎茸を集め神戸等の集積地に送る商売をスタートし、ここから現在の椎茸問屋の道を歩み始められます。
椎茸には、人工栽培と呼ばれる「菌床栽培」と、自然栽培と呼ばれる「原木栽培」があり、姫野一郎商店さんが扱われているのは後者の原木栽培椎茸となります。一般的に菌床栽培の方が肉厚な椎茸が作られる一方で風味が薄いとされ、原木栽培は旨味と栄養素が詰まっていると言われています。

という姫野一郎商店さんの外観。写真に映り込んでいるのは私ですw。

店内に入りました。どんこがドーンと並んでいます。私お伺いするまで違いを理解していなかったのですが、どんこ=乾燥させて椎茸、だったのですね。無知でスミマセン…。乾燥椎茸の中でも傘の開きが7分程度のものが どんこで、薄手で傘が開いているのが香信(こうしん)とよぶそうです。

姫野一朗商店さんで凄いな、と思ったのはその商品バリエーション。アヒージョ等の、えぇ〜そう加工するの?ってものから王道の炊き込みご飯の素的なものまで幅広いラインナップをお持ちです。

色々買ってきました。まずは椎茸メシ。
炊く前に入れて炊き込むことも出来れば、炊いたご飯に混ぜ込んで作ることもできる万能タイプ。

今回は炊き込みました。椎茸の出汁が出ててほんと美味い! お次は椎茸のふっくら煮です。 こういう味がしみじみ美味しいと感じる瞬間に、私は大人になったな、って感じますね。
お店の方に激推しされたのがこちら、山のだし茶漬け。

ちょっと見づらいかもですが、添付の出汁を取った上でご飯にお茶漬けの具材と出汁をかけて食べる、という一手間系のお茶漬けでした。 こちらが具材です。椎茸・竹の子・蕗が入っているそう。 こちらが出汁パック。カツオと椎茸が中心です。 ご飯にお茶漬けの具をのせ、出汁をかけます。最高としか言いようのない味。うまい!他にはアヒージョも買いました。

湯煎して食べるタイプです。オイルもめっちゃ美味しかったので、フランスパンを用意しなかった自分に後悔w。 山の雫という椎茸と金胡麻を使った万能ソースも買いました。温野菜をディップするのにちょうど良い味!入店する前は、大分といえば椎茸(乾椎茸の生産量日本1)だけれど椎茸以外買う物なさそうだしなぁ、ぐらいのテンションで、椎茸にこんなに加工品が豊富と知らずにおりました。普段積極的に椎茸を食べる感じではないのですが、これだけ簡単に美味しい椎茸を摂取できるなら気持ち変わりますね。今回ご紹介の中では、山のだし茶漬けが一押しです。ほんと美味しいですよ!

↓山のだし茶漬けは楽天でも購入できますよ。

 

———姫野一郎商店 基本情報———-
〇創業年 1877年創業 / 明治10年創業
〇営業時間
・9:00~17:00
※水曜日 定休日
〇住所
大分県竹田市大字竹田町239
(公式サイト)⇒ 【姫野一郎商店】明治十年創業 大分のしいたけ問屋|通販 販売 ギフト 贈り物

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