播田屋の絲印煎餅(いといんせんべい)は、軽い食感で美味しい / 三重 伊勢市 1860年創業 (万延元年)

三重県東部の伊勢市は、神宮(伊勢神宮)の鳥居前町として古代から発達してきた都市。江戸時代には“お蔭参り(おかげまいり)、お伊勢まいり”で全国から参拝者を集め今も多くの人で賑わっています。神宮の主祭神は内宮(ないくう)の皇室の氏神・天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)と外宮(げくう)の衣食住の守り神・豊受大御神(とようけのおおみかみ)です。他にも二見浦(夫婦岩)・猿田彦神社・おかげ横丁・おはらい町等の観光名所を多く擁しています。伊勢沢庵・伊勢うどん等の特産品・郷土料理や赤福・朔日餅・お福餅等の各種餅菓子・煎餅・ういろ等の名物菓子・土産物が豊富で、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが多数残っています。

1860年創業、歴代天皇に献上した絲印煎餅で知られる 播田屋

伊勢市駅から徒歩8分ほどの場所にある 播田屋。1860年(万延元年)に創業された和菓子店です。播田屋さんといえば、絲印煎餅(いといんせんべい)が有名ですが、こちらは明治天皇が1905年(明治38年)に伊勢神宮を参拝された際に、献上菓子として創作されたものです。明治天皇だけでなく、大正、昭和、平成の天皇皇后両陛下に献上及びご購入頂いている由緒正しいお菓子となります。

という、絲印煎餅の外観です。今回は日本橋の三重テラスで買ってきました。

包装紙を取るとこんな感じの箱が。おかげまいりの絵になっています。可愛いね。

絲印煎餅(いといんせんべい)は、こんな感じで1包に何枚か入っています。

じゃじゃーん、見た目だけだと薄い色のホットケーキにも見えますね。

絲印煎餅は、鶏卵・砂糖・小麦粉を薄く焼き上げた玉子煎餅的なもの。絲印の名は、表面に絲印の陰影を焼き付けているから、とのこと。食感が軽く素朴な甘さで、ずっと食べていられそうな味でした。昔ながらのお菓子って感じで美味しかったです。

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——–播田屋 基本情報———-
〇創業年 1860年創業 / 万延元年創業
〇営業時間
・8:30 – 19:00
※不定休
〇住所
三重県伊勢市河崎2-13-5
(公式サイト)⇒ 創業万延元年 播田屋のホームページ

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