三重県桑名市は、桑名開発の祖である豪族・桑名首(くわなのおびと)の名に由来してその名がとられた街(諸説あり)。木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の河口に立地し、平安時代より京都周辺と尾張以東との間の物資輸送中継点として、桑名藩11万石の城下町・港町として、東海道53次の42番目・桑名宿として賑わいました。明治中期から昭和初期までは江戸期の桑名米会所を引き継ぎ大阪堂島・東京蠣殻町・山口赤間関と並ぶ主要米穀取引所のあった場所でもあります。七里の渡し場跡の伊勢国一の鳥居は伊勢神宮式年遷宮毎に建て替えられ、ナガシマスパーランド等の観光名所が数多くあります。「その手は桑名の焼き蛤」を生んだ蛤料理でも知られ、安永餅・八壺豆(多度豆)・都饅頭等の名物菓子も多く、歴史と現代とが交錯する中に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが数多く点在しています。
1917年創業、廃業した蔵を引き継ぎいて誕生した酒蔵 後藤酒造場
羽田のバス停から徒歩7分ほど、桑名駅から車で15分前後の場所にある 後藤酒造場。1917年(大正6年)に、後藤宗左衛門氏によって創業された酒蔵です。桑名の西にある後藤酒造店さんのある地域は、古代朝廷の醸造に従事した部民・味酒臣(うまざけのおみ)ゆかりの地とされ、その地にあった「青雲」を醸造する酒蔵が廃業した際に、前述の後藤氏が酒造を買い取って創業したことが歴史の始まりです。現在も当時からの銘柄・青雲を筆頭に久波奈・かれがわ等を製造・販売されています。
という、後藤酒造店さんの久波奈 特別純米を購入しました。
ロゴ部分をアップで。精米歩合55%なのでかなり磨いてあります。すっきり系でぐいぐい飲める感じ。
そしてもう1つが青雲の本醸造です。
ロゴ部分をアップでどうぞ。こちらは精米具合65%でした。どっしり感のある味です。
私桑名(といっても長島町)育ちなのですが、 桑名市に酒造りで有名な場所があるとは知らずに育ちました。今回は購入だけで訪問できていないので、次の帰省の際には是非立ち寄りたいです。購入した2本はどちらも飲みやすいと感じたのですが、この水で育ったからとかあるのかなぁ。
↓久波奈 特別純米は楽天でも購入できますよ。
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—— 後藤酒造場 基本情報———-
〇創業年 1917年創業 / 大正6年創業
〇営業時間
・9:00 – 17:00
※土・日 定休日
〇住所
三重県桑名市赤尾1019
(公式サイト)⇒ 桑名の酒蔵 青雲|三重・桑名の地酒・清酒の製造・販売