巌邑堂 (がんゆうどう) 、生菓子・みたらし団子・お薄 / 静岡 浜松市中央区 1870年創業 (明治4年)

静岡県西部でかつて遠江国(とおとうみのくに)に含まれていた浜松市は古代には津(港・渡し場)由来とされる“濱津(はまつ)”と称されていましたが“はままつ”となった経緯は不詳で、室町期に今川氏が築城した曳間(引間)城を徳川家康がその近郊町名から濱松(浜松)城と改称して地名が定着し、江戸時代は譜代大名各家の浜松藩の城下町であり東海道の宿場町でした。2024年(令和6年)1月1日に従来の中・東・西・南の各区及び北区の三方原(みかたはら)地区が再編合併して中央区が発足しました。鰻・すっぽん養殖発祥地で、食用油・鰻料理・みそまん等の特産品・名物があります。区内には老舗の飲食店(鰻等)・仕出し料理店・和菓子店・和洋菓子店・食品店・製菓会社・食品会社などが点在しています。

1870年創業、美濃国巖邑藩の藩士がつくった菓子店 巌邑堂 (がんゆうどう)

佐藤3丁目のバス停から徒歩3分ほど、浜松駅から車で10分前後の場所にある 巌邑堂。美濃国巖邑藩(現、岐阜県恵那市岩村町)から浜松へとやってきた藩士が、1870年創業 (明治4年)に創業した和菓子店です。巌邑堂、という特徴ある名前は、ルーツである巖邑藩から取られたものとのことです。浜松から始まった同社は、浜松に1店舗、東京に2店舗、また海外での催事も多い、日本を代表する和菓子店の1つとなっています。

という巌邑堂さんの外観です。正式名称は袖紫ヶ森店となります。

店内に入りました。丁寧に作られた美しい和菓子が沢山並んでいます。

和菓子って芸術品だよね、と納得できるクオリティの品々が並んでおります。

逆サイドからもどうぞ。 生菓子以外ももちろんあります。パッケージもインパクトがありつつも可愛くて良いですね。
どれにしようかと悩んでいたところ、喫茶利用ができることを知りました。

席はこんな感じで、ミニマルで洗練された空間になってました。

で、今回は上生菓子とお薄のセットに、追加でみたらし団子をオーダーしました。
上生菓子が美しいのは知っていたのですが、みたらしの美しさも普通じゃないですね。
お菓子とお薄のセットで、ほんと心落ち着くよなぁ。
巌邑堂さん、和菓子業界で近年とても存在感のあるお店で、もちろん存在は知っていたのですが、浜松発祥のお店だとは知りませんでした。お菓子が美味しいのはもちろんのこと、細かなところまで作り込まれた美しさが素晴らしく、とても良いものを食べている、という満足感を与えてくれます。これが一流のお仕事だよね、なんて思った。東京の店舗もまた行かなければ。

———巌邑堂 (がんゆうどう) 基本情報———-
〇創業年 1870年創業 / 明治4年創業
〇営業時間
・9:00 – 18:00
※水曜日 定休日
〇住所
静岡県浜松市中央区神立町字袖紫ヶ森136番
(公式サイト)⇒ 浜松和菓子老舗 巌邑堂(がんゆうどう)

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