静岡県東部の富士宮(ふじのみや)市は、1942年(昭和17年)に富士郡大宮町及び1村合併で発足の旧・富士宮市が955年(昭和30年)に1村と合併した新・富士宮市が昭和中期・平成後期の近隣町村編入により現市域となりました。古くから富士氏が大宮司を務める富士山本宮浅間大社の鳥居前町として栄え、中道往還・駿州往還・若彦路等の交通の要衝で江戸時代は幕府・旗本領等でした。市名は浅間神社旧社号“富士の宮”に由来し、富士山登山道“富士宮口”を擁し、白糸ノ滝・朝霧高原等の景勝・行楽地も多く、古くからの製紙業を始め諸工業が盛んです。駿河半紙・養殖虹鱒(生産量全国一)・富士宮茶(藪北)・山葵・筍・富士海苔(芝川海苔)・乳製品(朝霧牛乳等)・清酒等の特産品や富士宮焼きそば・おかのり蕎麦・曽我漬等の名物があり、市内には老舗の飲食店・割烹旅館・食品店・酒蔵などが残っています。
1830年創業、富士山本宮浅間大社の近くで酒造りを続ける 富士高砂酒造
十字街のバス停から徒歩7分ほど、西富士宮駅から徒歩9分ほどの場所にある 富士高砂酒造。1830年 (天保元年)、山中正吉氏が立ち上げた酒蔵です。全国1300か所の浅間大社総本山・富士山本宮浅間大社のすぐそばで、富士山の伏流水を使った酒造りを続けられています。祖業である日本酒を中心に、焼酎・梅酒・ウイスキー・ジンなど、様々なお酒を造られています。
という、富士高砂酒造さんの山廃 純米辛口 高砂を購入しました。
ラベル部分をアップで。霊峰富士山伏流水仕込、とあります。登の吹上杜氏の技を継承されている小野浩二氏が杜氏です。
ラベル横側です。原材料は米・米麹のみ。精米歩合65%でアルコール分15度です。
純米辛口と銘打たれているだけあって、キレのある辛口でした。山廃仕込みのためか、ある種の酸味やクセも感じられて、一本調子のお酒でないところが、味わい深いなと感じました。静岡のお酒、あまり意識して飲んだことなかったのですが、当たり前ですが美味しいの沢山ありますね。また色々と飲み比べてみたい。
——–富士高砂酒造株式会社 基本情報———-
〇創業年 1830年創業 / 天保元年創業
〇営業時間
・9:00 – 17:00 (土日は10:00 – 17:30)
※定休日なし
〇住所
静岡県富士宮市宝町9−25
(公式サイト)⇒ 富士高砂酒造株式会社 – 富士高砂酒造株式会社、富士山麓の美酒、創業天保弐年、仕込み水の富士山伏流水(軟水)の素質により口当りの優しく少し甘味のある酒質、代々「能登杜氏」による「山廃仕込」「再仕込」等の味口造りです。