銀座江戸家で、山梨名物・おざらと煮貝を食べる / 山梨 甲府市 明治末期創業 (1900年代初頭)

山梨県庁所在地の甲府市は、1519年(永正16年)に甲斐国守護大名・武田信虎が現・笛吹市石和町から現・甲府市川田町を経て躑躅ケ崎館(現・甲府市古府中町)に居館を移した際に甲府(甲斐国府中)と命名した地。御岳昇仙峡・湯村温泉・甲府城址(舞鶴城公園)の観光名所や武田氏ゆかりの信玄墓所・武田神社(躑躅ヶ崎館跡)等の多数の寺社・旧跡が点在していて、宝石研磨宝飾・水晶細工・手彫印章・印伝(羊・鹿革)等の伝統工芸産業で知られています。鮑煮貝・鳥もつ煮ほうとう・御岳そば等の郷土食品も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。

明治末期創業、各種山梨名物を提供する和食店 銀座江戸家

甲府地方裁判所のバス停から徒歩4分ほど、甲府駅から徒歩12分ほどの場所にある 銀座江戸家。明治末期(1900年代初頭)に創業された、100年越えの歴史を持つ和食店です。大衆食堂として始まり、今は山梨名物を中心に提供する和食店となっています。

という、江戸家さんの外観です。レトロな雰囲気ありますね。

店舗前の看板です。定食から居酒屋っぽいメニューまで様々です。

店内に入りました。小物でレトロ感を出そうとされているのを感じますね。

こちらがメニュー表です。山梨といえばのほうとうから、各種定食系メニューがずらり。商標登録もされているという「甲斐のすべて」が気になりますが、他に食べたいものがあるのでなくなくスキップ…。 メニュー表2枚目。こちらは一品メニューが中心ですね。

食べたかったのはこちら、おざらです。今回はセットをオーダーしています。 おざらとは、ざっくりいうと冷やしたほうとうみたいな食べ物。ほうとうよりやや細めに作られた麺を茹で、冷やしたもので、醤油ベースの汁につけて食べます。暑い日だったので、めちゃくちゃ美味しく感じました。こういう夏の定番も良いね。

こちらはセットの焼きおにぎり。醤油濃いめで美味しかった! そして山梨名物をもう1つオーダーしました。煮貝です。誕生の由来は諸説あり、武田信玄が陣中食として考案した等ありますが、駿河湾で採れた鮑を山間部の山梨まで運ぶには加工が必要だった、ということなのでしょうね。

代わり映えしないですが別角度をもう一枚。味が濃くなっていて美味しい!

江戸家さんでは、上述した甲斐のすべてを食べようと向かったのですが、おざらを発見し、煮貝は単品オーダー可能だったので、こちらの選択となりました。満足度が高かったので正解だったのだと思います。こうやって名物が気軽に食べられる老舗店は貴重ですよねぇ。

—— 銀座江戸家 基本情報———-
〇創業年  明治末期創業 (1900年代初頭)
〇営業時間
・11:30~22:00
※月曜日 定休日
〇住所
山梨県甲府市中央1-13-8
(公式サイト)⇒ 銀座江戸家 | 山梨の和食郷土料理

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