[22/9/20閉店]幻の店 江戸政で、幻の生たたきという奇跡に出会う / 東京 東日本橋 1924年創業 (大正13年)

SNSを中心に江戸政さんの生たたき(生つくね、と語られることが多いですが、つくねでなく、たたきです)に色々な意見が上がった結果、22年9月20日に閉店を発表されました。残念過ぎる…。全文はこちらから。以下は抜粋です。

今回の騒動がなければ9月20日以降の営業でも商品となっていたところでした。食の安全と飲食店への信頼を脅かす営業をしていたことに責任をとり本日にて両国橋際江戸政を閉店することを決断しました。SNSの内容を重く受けめ、騒動の発端への責任をとるためにも閉店します。 お騒がせしてしまい誠に申し訳ございません。。

—以下は19年12月の訪問時の記事となります。

中央区東日本橋は、江戸開府以来永らく交通の要衝として栄え、(当時の両国は隅田川西側を多くは指していたので)火除地の両国広小路(西広小路)が設置されて見世物小屋等が立ち並び賑わう歓楽街でした。明治時代までは薬研堀があり、江戸時代には付近に多くの医家・薬屋があった場所。町の西側は問屋街で、東側は商店・事務所・住宅が混在していて、老舗の飲食店も存続しています

1924年創業、1日たったの3時間程度しか営業しない焼き鳥店 江戸政

東日本橋駅から徒歩5分、浅草橋駅から徒歩6分ほどの場所にある 江戸政。1924年(大正13年)に創業された同店は、元々は屋台のお店として創業し、店舗を構えることになったのだとか。お店は屋台時代のカウンターをそのまま使われているそうですよ。ちなみにこちらのお店、平日は17:00~20:00 (ただし売り切れ終了で、もっと早く閉まる)、土曜日は17:00~18:30と、かなり訪問難易度が高いお店なのです。

という江戸政さんの外観。角地に立っている、縦に長いお店です。 お店に入ったところ、既に一部メニューは終わってしまっているとのこと。この時まだ18時前。ライバルたちの来店は速いw。

看板メニューのたたきは残っているとのこと。生か焼きか、と聞かれたので生をチョイス。このたたき、甘くってモチモチしてて過去最高の美味しさ。こんな旨いものあったのか、と驚く。
江戸政さんはコースっぽくなっていて、どんどん焼いて持ってきてくださいます。こちらはねぎまと、レバーかな。鶏肉がプリっぷりの弾力を保ちつつも、ジューシーで超美味しいのね。シンプルな料理だからこそ、素材の違いがわかる、ってやつかしら。
次はピーマンの肉詰め。苦みと甘みのバランスにため息が漏れる。君、本当に美味しいね。
最後はたたきを焼きで。生も美味かったが、焼きも勿論旨い。こんな鶏肉初めてかもしれない。最高過ぎる! もうちょっと食べたいなぁ、と思っていたら、たたきの焼ならあるよ、と言われたので追加オーダー。幸せは2度やってきた。うん、美味い。今日は良い一日だったよね。

江戸政さん、上述した通り、17時からと営業スタートが速いうえ、閉まるのも早く、かつ売り切れ御免なお店なので、私の周りでは幻の店と呼ぶ人もいます。今回は18時前というちょっと早め時間に伺ったつもりですが、それでも私たち二人と、次のお客さんで終了、というハードルの高さ。また行きた過ぎるのだけれど、ちゃんと時間計算しておかないと入店は難しそうです。それでも行きたいと思えるのが、江戸政さんのすばらしさで、私もきっと再訪すると思います。この味、ハードルを乗り越える価値があります。

——-江戸政 基本情報———-
〇創業年 1924年創業 / 大正13年創業
〇営業時間
・[月~金]
17:00~20:00(売切れ仕舞い)
・ [土]
17:00~18:30
※日・祝日 定休日
〇住所
東京都中央区東日本橋2-21-5
(食べログ)⇒ 江戸政 (えどまさ)東日本橋/焼鳥 [食べログ]

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