村山造酢の千鳥酢、ほんと美味しいよね / 京都 東山区 享保年間創業 (1716年-1736年)

昭和初期に旧下京区から分かれた鴨川東側の京都市東山区では、祇園・宮川町などの花街や、四条河原町(中京区・下京区)や新京極・先斗町(中京区)に連なる鴨川・三条大橋周辺の三条京阪等の繁華街が賑わっています。 八坂神社・知恩院・清水寺・建仁寺・高台寺・六波羅蜜寺等の社寺や産寧坂・円山公園等の名所に多くの観光客を集め、区内各所に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが何軒も残っています。

享保年間創業、京料理を支える千鳥酢の製造・販売を行う 村山造酢

三条駅から徒歩6分ほど、東山三条のバス停から徒歩2分ほどの場所にある 村山造酢。享保年間創業 (1716年-1736年)に創業された、千鳥酢を作る醸造会社です。海から遠い京都は、食材の保存してお酢が使われたほか、友禅染めの色止めにもお酢が使われていたことから、多くのお酢さんがあったそうです。千鳥酢さんは創業当時から、食用のお酢にこだわられていたため、今も続く老舗になっていらっしゃいますが、色止め用のお酢を作られていた醸造元は化学薬品に代替され、その多くが廃業してしまったのだとか。

と、前振りが長くなりましたが、村山造酢さんといえば千鳥酢です。村山造酢さんの近くを流れる鴨川には千鳥の群れが飛んでいたそうで、そこから千鳥酢の名が付けられたそうですよ。

こちら裏側です。原材料はシンプルに、米・酒かす・アルコールのみ。

袋から出すとこんな感じです。色が綺麗ですよね。
ロゴをアップで。こちら鴨川の風景とのこと。「鴨川や流れに清き千鳥すむ」と書かれています。読み人知らずの古歌だそうですよ。
瓶の裏側。パッケージの裏側と大きくは変わらないですね。

味見をしてみて驚いたのは、お酢に良くある強い酸味がさほど感じられなかったこと。酸度自体が低い等ではなく、旨味成分があるため酸味を感じづらいのだとか。なるほど、これは美味しい。このあっさりとした感じから京料理の繊細さが感じられてきます。千鳥酢、うちの定番になる予感…!

↓楽天で購入できますよ。

———村山造酢株式会社 基本情報———-
〇創業年 享保年間創業 (1716年-1736年)
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
京都府京都市東山区三条通大橋東入る3丁目2番地
(公式サイト)⇒ 千鳥酢|村山造酢株式会社

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