阿己雪漬物店の、木樽で漬けた味の深い守口漬 / 愛知 大須 1868年創業 (明治元年)

1610年(慶長15年)に築城された名古屋城に清州から尾張地方の中枢が移り、その2年後に美濃国(現・岐阜県羽島)の大須観音(真福寺寶生院)が移転し、周辺には多数の寺社が集められ、商店・宿屋・芝居小屋も多く開かれてた名古屋市中区の大須。門前町・盛り場として栄え、幕末以降は大正末期に中村遊郭(現・中村区大門)に移転するまで遊郭もあり、大正初年から昭和の戦前までは劇場・映画館・演芸場等が林立して賑わいました。かつては繊維街でもありましたが、1975年(昭和50年)頃からは電気街として栄え、やがて電脳街・サブカル街として若者が集うようになりました。今は大須観音等の寺町の中に、多様な飲食店・カフェ・衣料品店等も建ち並ぶ活気ある商店街として、老若男女で賑わい市内屈指の観光地となっていて、老舗の飲食店・和菓子店・食品店が多数残っています。

1868年創業、岡崎で開業し大須へと居を移した 阿己雪漬物店

大須観音駅から徒歩5分ほどの場所にある 阿己雪漬物店。 宿場町として栄えた岡崎で約300年前に創業し、1868年(明治元年)に名古屋にて開業されたそう。阿己雪漬物店では、この名古屋にて開業された年を創業年とされています。
名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュさんのページから抜粋)。

という、阿己雪漬物店さんの外観はこちら。外から漬物屋さんと一目でわかりますね。
今回は守口漬を購入。食べきれないので、小口のパッケージです。

こんな感じで短めに切られた守口漬が入っていました。 今回はシンプルに切り分けて、食べました。このサイトに何度か書いている通り、私はあんまりお漬物が得意でなく、なのですが、他の守口漬と比較して味が深いことは良くわかりました。阿己雪漬物店さんは、伝統の木樽漬と説明されているのですが、それが違いを生み出しているのかな。

漬物が苦手、といいつつ、この活動の中で漬物食べる量が増えてきました。食べ比べて、もしかしてきちんと作られた漬物は、さほど苦手ではないのかも、と感じつつあります。やっぱり手間暇かけて作ったものには、何かが違いますね。こういう発見ができる老舗めぐり、やっぱり素敵だなぁ、なんて自画自賛しつつ終わりたいと思いますw。

——–阿己雪漬物店  基本情報———-
〇創業年 1868年創業 / 明治元年創業
〇営業時間
・10:00~19:00
※水曜日 定休日 (18日、28日の縁日、祝日が水曜日の場合、変更あり)
〇住所
愛知県名古屋市中区大須2-18-39
(大須商店街内 公式ページ)⇒ 阿己雪漬物店(アワユキツケモノテン):大須商店街公式ホームページ「アット大須

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