浅野屋本舗で、伝統的発酵食品 くずもちを食べる / 東京 池上 1752年創業 (宝暦2年)

大田区池上は、かつては洗足池を中心とする亀が多い湿地帯で「池亀」と称されていたから、洗足池の端に位置するから、当地を領していた池上氏に因む等、由来には諸説があります。町は約740年前に日蓮が開基した日蓮宗大本山本門寺(池上本門寺)の門前町として栄え、今も信者や行楽客で賑わっています。また池上は関東独特の久寿餅(くずもち、グルテンを分離させた小麦粉の浮き粉を発酵)発祥の地との説もあり、門前町や東急電鉄の池上駅周辺などには、老舗の飲食店・久寿餅店等の和洋菓子店・食品店などが残っています。

1752年創業、1年以上乳酸発酵させた小麦のでんぷんで作るくずもちを提供する 浅野屋本舗

池上駅から徒歩5分ほどの場所にある 浅野屋本舗。1752年(宝暦2年)に、浅野伊左衛門氏が40年年以上の研究を重ねた上で、浅野屋さんを開業されたそう。池上には同じ創業年で同じ名の浅野屋本舗 本店さんありますが、元々同じルーツのお店で、戦後の駅前に出店をされた際に別経営のお店となったようです。

という浅野屋本舗さんの外観。最近リニューアルされた奇麗な店舗です。イートインコーナーもあります。

今回は持ち帰りで購入。くずもちは沢山のサイズバリエーションがあります。今回はくずもち(中)を購入。

店頭の看板には浅野屋そして浅野家の歴史が書かれています。解像度が低く読み取れないので、今度また写真撮りに行きます(家から近いのです)。

ということで買ってきました、くずもちです。

オープンした図。くずもち、黒蜜、きな粉入り。上述していますが、くずもち=関西のくず粉を使ったくず粉のお餅ではなく、関東スタイルの発酵食品であるくずもちとなります。浅野屋本舗さんは、1年以上乳酸発酵させた小麦のでんぷんを使っていらっしゃるそう。

という、くずもちに、きな粉と黒蜜をドカンと掛けます。
勢いよく掛けた図。いやぁぁ、旨そう過ぎる…!
くずもち、三角の形に切り込みが入っています。黒蜜ときな粉をタップリかけて食べると本当に美味い!くずもち、最高だなぁ。
実は池上在住なのです。で、引っ越してきた時に初めて関東スタイルのくずもちを食べ、「??、なにこれ?」と思ったのです。葛粉を使った葛餅が僕にとっては一般的な食べ物だったので、違和感があったのですよね。が、今やどちらかというと、今やこのくずもちのほうが僕にとって一般的な食べ物になりました。昔から食べていたものではないけれど、僕にとっては郷愁の味がします。美味しいよ。

———浅野屋本舗 基本情報———-
〇創業年 1752年創業 / 宝暦2年創業
〇営業時間
・販売  9:30~19:00
・喫茶 10:00~17:30
※不定休
〇住所
東京都大田区池上4-25-4
(公式サイト)⇒ 甘味処 浅野屋本舗|宝暦2年(1752)創業|公式サイト|池上

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